@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072886, author = {西久保, 開 and 西久保 開}, month = {Jun}, note = {アミノ酸残基のリン酸化などエピジェネティックな化学修飾によって、 生体内のタンパク質はその活性が制御されていることが最近明らかにな りつつある。しかし化学修飾が引き起こすタンパク質全体の構造変化に ついての知見は、無修飾のタンパク質の結晶構造解析データだけからで は明らかにすることはできない。リン酸 化によりタンパク質の活性が制御される事象として、DNA損傷に対する さまざまな酵素的修復プロセスが知られている。私たちはその中でも、 DNA二本鎖切断の修復に関わるXRCC4に着目した。DNA二本鎖切断 (DSB)の非相同末端結合修復におけるXRCC4は、リン酸化を受けける ことでDSB末端の再連結のための足場を形成し、DNAライゲース活性を 持つLigIVの機能をサポートする役割を持つと考えられている。しかし、 XRCC4は結晶化しない領域を含むため、部分的な結晶構造解析しか行わ れていない。リン酸化によりアミノ酸残基の電荷が変わることで、XRCC4 は活性化構造へと変化すると推測される。私たちはこの仮説を実証する ために、XRCC4の構造のリン酸化による二次構造変化と活性の相関を明 らかにすることを目指し、二次構造成分比の情報が得られるVUV円二色 性(CD)スペクトル測定を水溶液試料に対して試みている。リン酸化の代わりにアスパラギン酸置換し、負電荷を導入したXRCC4の構造が野生型XRCC4と大きく構造が変わっていたことを報告する。, 先導原子力研究所 研究交流・発表会}, title = {VUV-CDによる擬似活性化したXRCC4タンパク質の構造解析}, year = {2018} }