@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072834, author = {新井, 栄揮 and 柴崎, 千枝 and 安達, 基泰 and 前田, 宜丈 and 田原, 知幸 and 加藤, 尚志 and 宮崎, 洋 and 黒木, 良太 and 新井 栄揮}, month = {Jun}, note = {ヒト由来トロンボポエチン(hTPO, UniProtKB: P40225)は、巨核球の増殖を促し、血小板産生を促進する造血因子である。hTPOは、マウス由来トロンボポエチンや赤血球増殖因子であるヒト由来エリスロポエチンと交差反応性を示すとともに、自己抗原性を示すなど、特殊な性質を有する。今回我々は、円偏光二色性測定及び示差測定熱量測定により、機能部位が位置するN末端側163番目残基までのドメイン(hTPO163)の溶液構造や物理化学的性質の解明を試みた。その結果、hTPO163は、天然状態においてモルテングロビュールの特徴を有することが明らかになった。また、hTPO163は、抗hTPO抗体TN1の結合によって二次構造が大きく変化すること(helix含量が19%増大、β-strand含量が17%程度減少)や、結合するリガンドの種類(TN1抗体、hTPO受容体c-Mpl)によって異なったfolding状態を示すこと、c-Mplの結合によって熱変性温度が少なくとも9.5℃上昇することなどが明らかになった。モルテングロビュールに由来すると考えられるこれらの構造可変性・物理学的性質は、他の造血因子には見られないユニークな性質であると考えられ、hTPOの自己抗原性や交差反応性を解明するための手掛かりになるかもしれない。, 第18回日本蛋白質科学会年会}, title = {モルテングロビュールとしてのヒト・トロンボポエチン}, year = {2018} }