@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072795, author = {中西, 郁夫 and 関根(鈴木), 絵美子 and 今井, 耕平 and 上野, 恵美 and 下川, 卓志 and 松本, 謙一郎 and 福原, 潔 and 中西 郁夫 and 関根 絵美子 and 今井 耕平 and 上野 恵美 and 下川 卓志 and 松本 謙一郎}, month = {May}, note = {【目的】放射線がん治療において、正常細胞に対する副作用の軽減や二次がんの予防には、放射線によって生体内で発生する活性酸素種やラジカル種を消去することが重要である。我々は以前に、(+)-カテキンのラジカル消去活性を向上させる目的で平面構造を有するカテキン誘導体を開発した(Fukuhara K., et al. J Am Chem Soc 2002; 124: 5952)。本研究では、この平面型カテキンの放射線防護活性について検討した。 【方法および結果】ラットから摘出した胸腺細胞に2 GyのX線を照射すると、アポトーシスにより細胞サイズが縮小した(Sekine-Suzuki E., et al. Anal Chem 2013; 85: 7650)。X線照射前に(+)-カテキンまたは平面型カテキンを加えておくと、このアポトーシスが顕著に抑えられた。平面型カテキンは、ラット胸腺細胞に対して(+)-カテキンよりも強力な放射線防護活性を示した。リン酸緩衝液(0.1 M, pH 7.4)中、25℃で、平面型カテキンは、β-シクロデキストリンで水溶化した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル(Nakanishi I., et al. Chem Commun 2015; 51: 8311)を(+)-カテキンよりも約10倍速く消去した。また、平面型カテキンは(+)-カテキンよりも脂溶性が高いことが報告されている(Poaty B., et al. Eur Food Res Technol 2009; 230: 111)。 【結論】平面型カテキンの高い放射線防護活性は、(+)-カテキンよりも高いラジカル消去活性と脂溶性が寄与していることが示唆された。, 第71回日本酸化ストレス学会・第18回日本NO学会 合同学術集会}, title = {放射線によるラット胸腺細胞のアポトーシスに対する平面型カテキンの防護作用}, year = {2018} }