@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072752, author = {長谷, 純宏 and 佐藤, 勝也 and 北村, 智 and 大野, 豊 and 長谷 純宏 and 佐藤 勝也 and 北村 智 and 大野 豊}, month = {Oct}, note = {イオンビームによって生じる突然変異の分子レベルでの特徴に関して、照射時の水分量や活性などの細胞の状態による違いについてはほとんど知見がない。本研究ではシロイヌナズナの乾燥種子及び幼苗を材料として、生存曲線の肩に相当する線量の50%及び75%の線量で炭素イオンビームを照射し、自殖次世代の植物体が保持する突然変異の特徴を全ゲノム解析によって比較した。ホモ及びヘテロ変異の両方を合わせた突然変異率の平均値は、乾燥種子照射では2.7及び3.3 ×10-7 / bp、幼苗照射では2.0及び1.7×10-7 / bpであり、乾燥種子照射の方が突然変異率が1.4~1.9倍高かった。突然変異の種類別に見ると、塩基置換の頻度は両者で大きな違いは無かったが、欠失/挿入変異の頻度は乾燥種子照射の方が約3倍高く、この違いが乾燥種子の突然変異率が高い主な要因と考えられた。また、乾燥種子照射では全変異に占める欠失/挿入変異の割合が高い結果として、遺伝子機能に影響すると考えられる変異の割合が高いことが示唆された。これらの結果は、細胞の状態によって変異率及び変異の種類が異なることを示すものであり、乾燥種子照射の方が幼苗への照射に比べて遺伝子の機能喪失変異を起こす効率が高いことが示唆された。, 日本放射線影響学会 第60回大会}, title = {炭素イオンビームを照射したシロイヌナズナ乾燥種子と幼苗に生じた突然変異の比較}, year = {2017} }