@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072741, author = {岡村, 敏充 and 岡田, 真希 and 菊池, 達矢 and 脇坂, 秀克 and 張, 明栄 and 岡村 敏充 and 岡田 真希 and 菊池 達矢 and 脇坂 秀克 and 張 明栄}, month = {Mar}, note = {【目的】NADPHオキシダーゼ(NOX)は活性酸素種を産生し、生体内に侵入する病原体を殺菌するという重要な役割を担っている。脳では適度な活性酸素種は記憶や学習機能に必要であると考えられており、生体防御システムに加えて、NOXがこの機能に関与していることから、脳内NOX活性のイメージングが可能となれば、脳疾患の病態解明や早期診断に大きく貢献するものと考えられる。本研究では、代謝変換型の11C-ジヒドロキノリン誘導体(DHQ)を合成し、NOXイメージングプローブとしての基礎的評価を行った。 【方法】脳移行性を検証するため、DHQをマウスに静脈内投与後、経時的に脳内放射能を測定した。インビトロにおけるDHQの酸化速度(初速度)は、種々のNOX阻害剤の存在下、マウス脳ホモジネート中でDHQの経時変化をHPLCにより分析後、時間に対してDHQ濃度をプロットし、その傾きから求めた。 【結果・考察】DHQは投与後速やかに脳組織に移行し、脳内で膜透過性の低いカチオン体に酸化された。一方、カチオン体投与後の脳内放射能は低値を示した。また、インビトロでのDHQの酸化速度はNOX阻害剤アポシニンおよびML171により濃度依存的に低下したが、VAS2870およびplumbaginでは対照群と同程度であり酸化速度の低下は認められなかった。アポシニンは非選択的なNOX阻害剤であり、ML171はNOX1に対する特異性が高いことから、DHQはマウス脳内でNOX1により特異的に酸化されているものと考えられる。 以上、代謝変換型プローブDHQによる脳内のNOX活性イメージングの可能性が示唆された。, 日本薬学会第138年会}, title = {脳内NADPHオキシダーゼ活性イメージングプローブの開発}, year = {2018} }