@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072714, author = {青野, 辰雄 and 福田, 美保 and 山崎, 慎之介 and 高橋, 博路 and 伊藤, 友加里 and 石丸, 隆 and 神田, 穣太 and 鈴木, 聡 and 渡邉, 昌人 and 青野 辰雄 and 福田 美保 and 山崎 慎之介 and 高橋 博路}, month = {Mar}, note = {1. はじめに  2011年3月11日の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故発生から7年が経過する。これまで定期的に小名浜と相馬沖で海水およびプランクトン試料中の137Cs濃度をモニタリングを行ってきた。得られた結果をもとに、海水とプランクトン試料中の放射性Cs濃度とその変動要因について明らかにすることを目的とした。 2.実験  2012年から福島県水産試験場の定期調査等においていわき四倉沖と相馬沖で海水とプランクトン試料を採取した。採水時に、主としてメッシュサイズ330μmの稚魚やマルチネットで採取された試料をプランクトン試料とした。試料は真空乾燥後、ゲルマニウム半導体検出器を用いて分析を行った。またろ過をした海水中の放射性セシウムはリンモリブデン酸アンモニウム(AMP)吸着濃縮法を用い、ゲルマニウム半導体検出器で計測を行った。海水及びプランクトン試料の検出下限値は、それぞれ2mBq/L及び1Bq/kg-wetであった。 3.結果及び考察  2012年から2017年の福島の2海域における結果の特徴は、次の通りである。相馬沖U2(最も沿岸)の海水中の137Cs濃度(mBq/L)は、2012年8月の42が最高値で、2015年以降は、9以下で、2017年5月以降は検出下限値以下となった。またその沖合の2測点(U5, U7)では2016年以降は検出下限値以下が続いている。プランクネット試料中の137Cs濃度範囲は(mBq/kg−wet)は、2017年では相馬沖U2(最も沿岸)で検出下限値以下〜9 (幾何平均値 2.5, n=6)であった。また2017年1月には相馬沖U5及びU7で13-15を観測した。四倉沖の海水中の137Cs濃度(mBq/kg)は、2012年1月頃は40で、2012年10月に最大値129を示し、再び2013年12月に増加した後、2015年に入り10以下となった。2016年以降は6以下または検出下限値以下となった。プランクトン中の137Cs濃度範囲(Bq/kg-wet)は、2012年は3〜91で、2013年1月に84を、それ以降は20以下であったが、12月に46を示した。2017年1〜8月の幾何平均値は5であった。福島第一原子力発電所近傍の海域でも同様の調査を行っており、それらの結果と合わせて、濃度変動の要因等について考察を行う。本研究の成果は福島県放射線医学研究開発事業補助金の一部である。, 第18回「環境放射能」研究会}, title = {福島沿岸域における海水とプランクトンネット試料中の放射性Csの濃度変動(III)}, year = {2018} }