@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072692, author = {仲井, 邦彦 and 上野, 大介 and 水川, 葉月 and 長坂, 洋光 and 水谷, 太 and 苣木, 洋一 and 相場, 俊樹 and 大葉, 隆 and 龍田, 希 and 相場 俊樹}, month = {Mar}, note = {【目的】東電福島第一原発事故に起因した放射性物質による環境汚染について、我々は河川環境のモニタリングを目的として水生昆虫であるヒゲナガカワトビゲラ幼生を指標とした「トビケラウオッチ」を継続しており、上流に高濃度汚染地区を有する河川では汚染レベルが依然として高いことを確認している。近年は稲作などが再開されているが、地域によって汚染レベルが高い河川水を用いざるを得ない状況もある。そこで福島県沿岸部の水田にて、放射性物質の流出量、稲への移などを観察するとともに、トビケラウオッチを継続したので報告する。【方法】福島県沿岸部のA 河川下流域で取水される農業用水と、その水路に接続の水田を調査対象とし、事前に農家や区長、農協の同意を得て、河川水、農業用水、水田土壌および水生生物を採取し放射性セシウム137 を測定した。河川水は懸濁体と溶存態画分で測定を行った。採水は平常時及び増水時に実施し比較した。水田土壌試料は、風乾後にふるい(2mm)にかけ放射能分析に供試した。【結果と考察】トビケラウオッチより、A 河川水の汚染度は漸減傾向が示唆されるものの、汚染度は依然として高いレベルであった。河川水の濁度と放射性Cs 濃度の間には正相関が観察された。水稲の生育段階ごとの取水量、用水中放射性Cs 濃度より水田への流入量を推計した放射性Cs 流入量は、水田土壌に含まれる放射性Cs 量と比較して極めて微量であり、過大に見積もっても総入量は現存の水田土壌に含まれる量の1% 程度であった。玄米中の放射性セシウムレベルも測定下限値レベルであることが確認された。, 第88回日本衛生学会総会}, title = {放射能高濃度汚染地区を水源とする河川 による水田汚染の状況}, year = {2018} }