@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072632, author = {大和田, 謙二 and 今岡, 達彦 and 藤井, 健太郎 and 町田, 晃彦 and 綿貫, 徹 and 西村, 由希子 and 横谷, 明徳 and Owada, Kenji and Imaoka, Tatsuhiko and Fujii, Kentaro and Machida, Akihiko and Watanuki, Tetsu and Nishimura, Yukiko and Yokoya, Akinari}, month = {Jan}, note = {我々はコヒーレントX線を利用したダイナミクス計測手法(光子相関法)を, 不均質(生体, 材料)系のメゾスコピックスケール領域のダイナミクスや外場応答状況を知る手段として利用したいと考えている。最近我々は, BL22XUに小角X線散乱のセッティングを導入し生体材料からどの程度の小角散乱が得られるか検討を開始した。X線エネルギーは8.7keVを用い, 試料としてポリエチレンナフタレートフィルム(1.5m厚)上に張り付けたラット乳腺の線維線種または腺がん試料(20m厚, 乾燥)を用いた。照射野を確定するために電顕観察等で用いられるグリッドを取り付けた。この結果, 両試料からの照射野を特定した散乱の取得が可能となった。得られた小角領域の散乱パターンから, それらの平均的な特徴として線維線種で異方的, 腺がん試料で等方的であるなど, いくつかの違いが見いだされた。さらに測定試料に対して染色+顕微鏡観察を行い, 照射野にどのような組織(上皮組織, 間質)が含まれていたかを検討した結果, 得られた散乱は主に間質を反映したものであると推測された。間質はがん細胞の増殖を助ける働きがあると考えられているため, がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍の間質の比較が本手法により今後可能となると期待される。さらに, 我々は同じ試料からコヒーレントX線を利用した(スペックル)散乱の取得も可能である事を確認した。これらの結果を踏まえ, 生きて活動している細胞試料のダイナミクス計測へ向けての方法論を確立してゆくことが急務である。, 第31回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム}, title = {ラット乳腺の腫瘍試料からの小角X線散乱}, year = {2018} }