@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072571, author = {高萩, 真彦 and 高萩 真彦}, month = {Dec}, note = {これまでに、ヒト培養細胞に含まれる DNA 代謝関連タンパク質について、DNA 損傷構造への親和性に基づいた網羅的なプロファイリングを進めてきた。またこの成果を、ヒト胎盤組織に含まれる関連タンパク質の系統的な解析に役立ててきた。本研究では、この機能的プロファイリングの手続きと蓄積されたデータを活用して、他の哺乳動物種へと適用し、DNA 結合因子群のネイティブな産生パターンや相違点を精査することで、種間の比較に取り組み始めた。この成果について報告する。 ヒトとの比較対照として、ウシとマウスの出産時に採取した新鮮な胎盤組織を用いた。組織細胞から細胞核成分を分離し、その可溶性成分について、損傷構造を含む DNA をリガンドとしたアフィニティー樹脂への吸着性に従って、DNA 結合タンパク質の選択・濃縮を行った。抽出された DNA 結合成分については、陰イオン交換カラムクロマトグラフィーによる溶出パターンと各画分の電気泳動パターンに注目し、主要なタンパク質の配列決定を試みながら、ヒト胎盤から得られたプロファイルとの対応付けを行った。 現在、ヒト胎盤成分との対比をしながら、主要な因子群の同定を継続中である。現在までに、DNA 修復因子である DNA-PKcs や Ku、クロマチン関連因子の状態について、ウシでは未知であった知見が得られてきた。DNA 代謝に関連する研究において、ヒトとマウスでの種差を補完する生物種として、ウシを含む家畜の有用性についても考察したい。, 2017年度生命科学系学会合同年次大会(ConBio2017)}, title = {胎盤組織における損傷型 DNA 結合因子群の種差解析}, year = {2017} }