@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072513, author = {浅香, 智美(東京大) and 大橋, 圭太(東京大) and 梶原, 尭之(東京大) and 橋本, 知佳(東京大) and 永田, 健斗 and 保田, 隆子(東京大) and 舟山, 知夫 and 鈴木, 芳代 and 尾田, 正二(東京大) and 三谷, 啓志(東京大) and 永田 健斗 and 舟山 知夫 and 鈴木 芳代}, month = {Oct}, note = {造血組織は放射線に高感受性である。我々は放射線研究の実績を有するメダカ (Oryzias latipes) をモデル動物として用い、現在までに高崎イオン照射研究施設 (TIARA) を利用して、15 Gyの低エネルギー炭素イオン (12C6+, 26.7 MeV/u) ビームをメダカ成魚へ約2 mmの深度まで照射できる部分照射実験系を確立し、全身連続切片の解析から、メダカの造血組織である腎臓において放射線が照射された際に組織内の血球細胞数が減少することを確認してきた (Nagata et al., 2016)。本研究では、重粒子線の局所照射と貧血の誘導による造血誘導時の造血組織の応答について、引き続きメダカを用いて明らかにすることを目指した。 量研高崎TIARAにおいて、アクリル板で遮蔽したブロードビーム、或いは、250 µm径のマイクロビームを用いて、腎臓へ15 Gyの炭素イオンを限局照射した。1週間後に末梢血球数は減少し、腎臓内の照射域に相当する領域において未分化な細胞を含む血球像も減少した。この結果は、放射線照射により造血細胞の細胞死あるいは増殖低下が生じ、赤血球系細胞の供給が停止したことを示唆している。次に、フェニルヒドラジンにより貧血を誘導し、増殖期に入ったと予想される造血細胞における放射線感受性を比較した。貧血なしでは、γ線照射後7日で末梢血球数が減少した一方、貧血誘導γ線照射7日後における血球数は貧血単独処理に比較して増加していた。この結果は、貧血による造血誘導時の造血細胞が放射線に抵抗性になることを示唆している。以上の結果を受けて、現在、造血誘導時の放射線抵抗性について、p53依存チェックポイント制御の関与を検証すべく、p53変異メダカを用いて解析を進めている。, 日本放射線影響学会第60回大会}, title = {メダカを利用した造血組織への局所照射系の確立と放射線感受性の解析}, year = {2017} }