@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072505, author = {原, 孝光(群馬県立健科大) and 青木, 武生(群馬県立健科大) and 佐藤, 浩央(群馬大) and 舟山, 知夫 and 田巻, 倫明(福島医大) and 鈴木, 義行(福島医大) and 岡崎, 篤(坪井病院) and 中野, 隆史(群馬大) and 舟山 知夫}, month = {Oct}, note = {【背景・目的】大腸癌の放射線治療を行う場合において大腸自身がリスク臓器となっており、IMRTなどの技術を用いても投与線量の増加が難しい。そこで薬剤を併用することにより腫瘍に対してのみ放射線増感効果を誘導できれば有効な治療法となる。大腸癌の多くはEGFRを発現していることが報告されている。そしてEGFRを標的とした分子標的薬としてcetuximabなどがあり、すでに頭頚部癌ではcetuximabと放射線治療の同時併用療法により増感効果が得られ、治療成績が向上することが報告されている。今回我々は大腸癌でも放射線とcetuximabの併用により、放射線増感効果が得られるか検討した。【方法】細胞は遺伝子背景の異なる8種類のヒト大腸癌細胞株を用いた。初めに大腸癌細胞株のそれぞれが持つ放射線感受性をコロニー形成法で調べ、次にcetuximabを併用したの放射線増感効果について、同じくコロニー形成法で検討した。放射線とcetuximabの併用タイミングは、放射線照射前24時間と照射後24時間について検討した。EGFRの発現量はwestren blotで検討した。【結果】使用したヒト大腸癌細胞株のEGFRの発現量はそれぞれ異なっていた。各細胞株のEGFRの発現量と放射線感受性に関して相関は見られなかった。次にcetuximabと放射線の併用による殺細胞効果は3つの細胞株RCM-1、HCT116、HT29においてcetuximabを放射線照射後24時間処理した場合に有意な増感効果が認められた。(P<0.012:8Gy)【まとめ】使用したヒト大腸癌細胞株の内3つでcetuximabによる放射線増感効果があった。増感機序に関して、細胞の遺伝子変異との関連は不明であった。しかし、増感効果を示したのはすべてpost treatmentであった事より、cetuximabが放射線損傷からの回復を阻害していることが考えられた。今後は更に増感効果のメカニズムの解明を進めていきたい。, 日本放射線影響学会第60回大会}, title = {大腸癌細胞株におけるCetuximabの放射線殺細胞効果の増強}, year = {2017} }