@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072441, author = {古場, 裕介 and 栁澤, 伸 and 眞正, 浄光 and 福田, 茂一 and 古場 裕介 and 福田 茂一}, month = {Sep}, note = {[緒言] 人体模型を用いた体内被ばく線量測定などでは、非常に多くの小型線量計の挿入の手間や点による測定のため体内の詳細な線量分布が得られない等の問題点がある。また、その挿入した線量計自身が及ぼす線量分布擾乱など線量計自身の組織等価性についても必ずしも十分でない。人体模型自体が線量計として機能することができれば上記のような問題は解消されると期待される。堅牢性の高い熱蛍光セラミクスはこのような人体模型線量計の素材として応用が期待できる。本研究では密度調整を行ったAl2O3を母材する熱蛍光セラミクスの放射線に対する組織等価性の評価と試作した熱蛍光材料の発光量特性の評価を行った。 [方法] Fig. 1に嵩密度を調整したAl2O3:Cr (Chiba Cera. Co. A10) と主な人体組成物質の水に対する相対電子密度、相対阻止能を図1に示す。Al2O3:Crの嵩密度を30~60%に調整することにより骨や脂肪などの人体組成物質に近い放射線特性を持たせることができる。嵩密度を52~86% に調整したAl2O3:Crの試作を行った。また、6 MV LiniacによるX-rayを同じ照射線量にて照射を行い、試作した熱蛍光の読取りを行った。 [結果・考察] Fig. 2に各嵩密度のAl2O3:Crの相対熱蛍光量を示す。熱蛍光量は嵩密度に対して比例関係を示すべきだが、今回試作したAl2O3:Crでは異なる結果となった。今後、試料中の密度や光量の均一性を詳細に調べ、嵩密度変化に対する光量変化の理解を進め、人体組成物質に近い放射線特性を持つ熱蛍光セラミクスの開発を行う。, 第78回応用物理学会秋季学術講演会}, title = {人体模型線量計のためのAl2O3母材熱蛍光セラミクスの密度調整}, year = {2017} }