@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072428, author = {伊藤, 岳人 and 須原, 哲也 and 山田, 真希子 and Ito, Takehito and Suhara, Tetsuya and Yamada, Makiko}, month = {Sep}, note = {信頼形成は良好な関係を築く上で非常に重要である。人は第一印象で相手の信頼度を判断するが、より確かな信頼は相手との相互関係を繰り返す中で形成される。反復行動により信頼が形成される過程は、ドーパミン神経伝達機能が関与する強化学習に基づくと考えられるが、ドーパミン神経伝達機能がどのように信頼形成の神経基盤に寄与するかは明らかとなっていない。本研究では、機能的MRIを用いてトラストゲーム課題遂行中の信頼形成の神経基盤を抽出し、PETを用いてドーパミンD2受容体(D2R)結合能を測定することで、信頼形成の神経基盤に対するD2Rの寄与を解明することを目的とした。実験には健康な男性被験者19名が参加した。トラストゲーム課題では被験者は相手に投資する金額を決め、投資相手はお金を山分けするか独り占めする。10回トラストゲームを行う中で、投資相手に対する信頼度の変化を行動指標とした。PET検査では [11C]raclopride と[11C]FLB 用いて、線条体及び線条体外D2R結合能を計測した。fMRIデータ解析により、信頼形成には前帯状皮質が関与しており、さらに前帯状皮質と背外側前頭前野に機能的な結合が見られた。PETデータを合わせることで、これらの領域の機能的結合にはD2R結合能が関与していることが示唆され、信頼形成の神経基盤にドーパミン神経伝達機能が関与していることが明らかとなった。, 第1回ヒト脳イメージング研究会}, title = {信頼形成 神経基盤とドーパミン 2 受容体 関連性 解明研究}, year = {2017} }