@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072116, author = {米谷, 佳晃 and 米谷 佳晃}, month = {Dec}, note = {イオン対の解離過程は、凝縮系の分子ダイナミクスの中で最もシンプルなケースであり、これまで多くの研究が行われてきた。解離レートといったカイネティクスの特徴は、イオン種や溶媒環境によって様々であることが知られている。解離イベントがどのように始まり、どのように進んでいくのかを明らかにできれば、このようなカイネティクスの違いを分子レベルで説明できるようになるが、イオン対のようなシンプルな場合でもはっきりと分かっていない。本研究では、水中のNaClについて分子動力学シミュレーションを行い、イオンの配位数と水ブリッジ形成に対する多次元自由エネルギー地形を計算することで、NaClの解離過程を追跡し、その詳細を明らかにした。構築した多次元自由エネルギー解析の技術は、生体分子水和水やDNA-蛋白質複合体の分子動態解析を進めていく上での基盤となる。, 第30 回分子シミュレーション討論会}, title = {水和イオン対解離過程の多次元自由エネルギー地形解析}, year = {2016} }