@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072051, author = {川越, 大輝 and 塩見, 尚子 and 渡辺, 嘉人 and 府馬, 正一 and 吉田, 聡 and 久保田, 善久 and 川越 大輝 and 塩見 尚子 and 渡辺 嘉人 and 府馬 正一 and 吉田 聡 and 久保田 善久}, month = {Oct}, note = {染色体異常の一つである転座は、長い年数を経てもゲノムから消失しないと考えられているため、長期低線量被ばくした生物における放射線影響評価の有用な指標である。本研究では、福島に生息するアカネズミ(Apodemus speciosus)の染色体異常頻度調査として以下の研究を実施した。(1)福島県に生息するアカネズミの転座を検出精度の高いFISH法で解析するための材料としてハツカネズミ(Mus musculus)の染色体ペインティングプローブを適用できなかったため、セルソーターを用いてアカネズミの染色体を分取し、それをもとにアカネズミの染色体に特異的なペインティングプローブを開発した。(2)福島のコントロール地域と空間線量率の異なる3地域(2012年1月時点で60-80μSv/h、20-30μSv/h、0.5μSv/hの3地域)で捕獲したアカネズミのリンパ球由来の染色体をFISH解析することによって空間線量率と転座頻度との相関を調べた結果、コントロール地域と空間線量率が0.5μSv/hの地域の転座頻度は同じレベルであったが、60-80μSv/hの地域では有意に増加した。(3)ハツカネズミとコントロール地域のアカネズミのリンパ球にX線を照射し、転座の頻度を指標にして2種間の放射線感受性を比較した結果、ハツカネズミとアカネズミの転座頻度に大きな差はなく、両種とも線量と共にほぼ直線的に転座頻度が増加した。現在、調査個体の被ばく線量を推定し、転座頻度との間に相関があるか否かを調べており、その結果も含めて報告する。, 日本放射線影響学会第59回大会}, title = {福島に生息するアカネズミの染色体異常頻度調査}, year = {2016} }