@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072048, author = {漆原, 佑介 and 鈴木, 敏彦 and 清水, 良央 and 桑原, 義和 and 鈴木, 正敏 and 林, 剛平 and 齊藤, 彰 and 藤田, 詩織 and 山城, 秀昭 and 木野, 康志 and 関根, 勉 and 篠田, 壽 and 青野, 辰雄 and 福本, 学 and 漆原 佑介 and 青野 辰雄}, month = {Oct}, note = {ニホンザルは東京電力福島第一原子力発電所(福島原発)事故により福島県で被災した野生動物の中でヒトに最も近い生物種であり、また除染の進んでいない山岳,森林地帯に生息し,露地ものを採食していることからヒトよりも内部外部ともに被ばく量が多い。したがって、ニホンザルの被ばく影響解析は未だに多くのことが明らかとなっていない微量慢性被ばくによるヒトへの健康影響を解明するためにも非常に大きな意義を持つ。我々は、2013年以降福島県内を中心に福島原発事故由来放射性物質による野生ニホンザルへの放射線影響調査を開始し、2016年5月末日現在で約340頭から臓器や、筋肉、血液などのサンプリングを行っている。本研究では、これまでに採取した各臓器・筋肉・血液中の放射性セシウム濃度測定結果から放射性セシウムの体内分布を調べた。その結果、骨格筋の放射性セシウム濃度が他の組織に比べて高く、筋肉以外では顎下腺、精巣、腎臓等の濃度が高かった。一方、甲状腺や脳の放射性セシウム濃度は低く、骨格筋濃度の1/5程度であった。抹消血性状について骨格筋中放射性セシウム濃度との相関解析を行ったが、成獣、幼獣ともに顕著な相関はみられなかった。骨髄細胞の解析では、幼獣において骨格筋中放射性セシウム濃度との顕著な相関がみられなかったが、成獣において顆粒球系細胞数が骨格筋中放射性セシウム濃度と負の相関を、脂肪細胞割合が正の相関を示した。これらの結果が低線量慢性被ばくによる影響であるかを結論付けるために、今後もサンプリングと解析を継続して行う必要がある。, 日本放射線影響学会第59回大会}, title = {福島県内野生ニホンザルにおける東京電力福島第一原子力発電所事故由来放射性セシウムの体内分布および造血機能への影響解析}, year = {2016} }