@misc{oai:repo.qst.go.jp:00072013, author = {兼松, 伸幸 and 稲庭, 拓 and 中尾, 稔 and 兼松 伸幸 and 稲庭 拓 and 中尾 稔}, month = {Sep}, note = {【目的】粒子線治療計画において、CT画像上のビーム飛程計算に用いるCT値から阻止能比への変換の精度の向上を図る。 【方法】従来方法に対して主に以下の二点を改良した。(1)利用する標準人体組織データに関して、ICRU Report 46 (1992)からICRP Publication 110 (2009)に変更した。(2)仮定する人体組織の基本物質に関して、空気、脂肪、筋肉、骨の4種類としていたのを新たに定義した11種類の代表組織を適用した。また、従来方法と同様に、空気、水、エタノール、リン酸カリウム溶液の4つの試料の校正測定値から一意的に変換表を決定するものとした。両方法を仮想的なX線CT装置に対して適用し、ICRP-110組織とICRU-44組織に対するCT値及び阻止能比の計算結果と比較した。 【結果】両方法ともにICRP-110組織とICRU-44組織の大多数のものをよく再現したが、従来方式では重量比で約5%を占める皮膚に対してCT値79 HUで阻止能比0.015程度の誤差となった。標準組織がほとんど存在しないCT値領域では、両者間の阻止能比の不一致は典型的に0.01程度であった。 【結論】標準組織データの更新と変換表の構成点を増やすことにより標準組織に対する変換精度が向上した。CT装置及び撮影条件ごとの校正測定は両方法で同一の体系なので改良方法の臨床導入は容易であり、また従来方法と全く同様の品質管理が可能である。, 第112回日本医学物理学会学術大会}, title = {粒子線治療計画におけるCT値から阻止能比への変換表の構築方法の改良}, year = {2016} }