@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071922, author = {今井, 耕平 and 中西, 郁夫 and 松林, 智子 and 小田中, 友紀 and 松本, 謙一郎 and 福原, 潔 and 今井 耕平 and 中西 郁夫 and 松本 謙一郎}, month = {Mar}, note = {【目的】本研究は、がん細胞で選択的にラジカル消去活性がオフになる環境応答型抗酸化物質の開発を目的とする。がん放射線療法では、放射線照射によって生体内の水分子からヒドロキシル(OH)ラジカルを発生させてがん細胞にダメージを与える。しかし、放射線が照射された正常細胞でも同様にOHラジカルが発生して細胞障害が引き起こされることから、副作用の軽減可能な放射線療法の開発が課題となっている。これまでに我々は、フェノール性抗酸化物質のラジカル消去活性を増強させる化学修飾法を開発してきた。強力な抗酸化活性を有する化合物を放射線照射時に併用すると、発生するOHラジカルが消去されるため、副作用が大きく軽減される。しかし、がん細胞で発生するOHラジカルに対しても同様の抗酸化作用を示すため、抗腫瘍効果も低下する。そこで、正常細胞では強力なOHラジカル消去作用によって細胞保護作用を示し、一方、がん細胞の環境下ではラジカル消去作用が選択的に低下して、放射線照射による細胞障害に影響を与えない抗酸化物質の開発に着手した。 【方法・結果】アミノ基は中性〜酸性条件下ではプロトン化されるため、電子効果が塩基性条件下と大きく異なる。そこで代表的なフラボノイド系抗酸化物質であるケルセチンのC環のヒドロキシル基をアミノ基に置換して、pH応答性を有する誘導体を設計した。ルチンを出発として、目的化合物を得た。本発表では、合成の詳細と得られた誘導体のラジカル消去活性について報告する。, 日本薬学会第136年会}, title = {放射線がん治療に有用な新規ケルセチン誘導体の合成}, year = {2016} }