@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071921, author = {中西, 郁夫 and 大久保, 敬 and 福住, 俊一 and 小澤, 俊彦 and 松本, 謙一郎 and 中西 郁夫 and 大久保 敬 and 小澤 俊彦 and 松本 謙一郎}, month = {Mar}, note = {【目的】我々は最近、抗酸化物質の活性評価に頻用されている2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルをβ-シクロデキストリン(β-CD)で水溶化することに成功した(Nakanishi I., et al., Chem. Commun., 51, 8311 (2015))。これにより、水溶性抗酸化物質の活性を高濃度の緩衝液中で評価することが可能となった。そこで本研究では、β-CDで水溶化したDPPHラジカルを用い、水溶性抗酸化物質であるアスコルビン酸 (AscH(2))とTroloxのDPPHラジカル消去活性に対するpHの効果について検討した。 【実験・結果および考察】トリス緩衝液中 (0.1 M, pH 7.5)、β-CDで水溶化したDPPHラジカルにAscH(2)を加えると、DPPHラジカルに由来する527 nmの吸収が減少し、DPPHラジカルが効率良く消去された。この吸光度の経時変化から2次反応速度定数(k)を2.2 × 10(4) M(-1) s(-1)と決定した。k値はpHが高くなるに従って増大した。AscH(2)の代わりにTroloxを用いた場合にもk値のpH依存性は同様の傾向を示した。AscH(2)とTroloxがほぼ同じpKa値を持つことから、脱プロトン化がk値に影響を及ぼしていることが示唆された。, 日本薬学会第136年会}, title = {水溶性抗酸化物質による水溶化DPPHラジカル消去速度に及ぼすpHの効果}, year = {2016} }