@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071816, author = {小久保, 年章 and 島田, 義也 and 柿沼, 志津子 and 森岡, 孝満 and 石田, 有香 and 織田, 浩嗣 and 若林, 裕之 and 山内, 恒治 and 阿部, 文明 and 小久保 年章 and 島田 義也 and 柿沼 志津子 and 森岡 孝満 and 石田 有香}, month = {Nov}, note = {平成23年3月の東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故後、放射性物質が環境中に放出され、その環境影響、健康影響に関して社会的な関心は高い。現在は放射性セシウムによる低線量での長期被ばくの影響にどのようなものがあり、どう対処するかが問題となっている。これまでに我々は、放射線が誘発するがんに対してラクトフェリン(LF)が防護効果を示すか否かをみるための一環として、B6C3F1マウスを用いて放射線分割照射によって誘発される胸腺リンパ腫の発生抑制効果を指標に実験を行ってきた。その結果、実施した試験条件下においては、LFの胸腺リンパ腫の発生抑制効果はマイルドなものであることを確認している。放射線影響として考慮すべきものの一つに、長期に渡り放射線への被ばくの影響が大きいと考えられる子供への対応がある。そこで本研究では、子供の時期に放射線被ばくすると、誘発される腫瘍が高率となる消化管のがんに対して、LFが防護効果を示すか否かをみるために検討を開始した。検討には家族性大腸腺腫症のモデル動物の、Apc遺伝子ヘテロノックアウトマウスであるMinマウスを用いた。 雌のC3H/He 系統と雄のC57BL/6JApcMin/+系統のマウスを交配して得られた雌雄のC3B6F1系統のApcMin/+マウスを、LF0%含有飼料飼育で未照射群、LF0%含有飼料飼育でX線2Gy照射群、LF2%含有飼料飼育で未照射群、LF2%含有飼料飼育でX線2Gy照射群の4群に分けた。LF含有飼料はマウスを離乳した3週齢より自由に与えた。放射線照射は、Minマウスが放射線被ばくにより発がん感受性が高くなるのが新生児期から幼若期であることが知られていることから、X線2Gyの全身照射を2週齢で行った。その後通常飼育を行い、生後30週齢で安楽死処置を行い、消化管を10%中性緩衝ホルマリン液固定した。固定した消化管について実体顕微鏡下で認められる腫瘤部位を切出し、病理組織標本を作製した。その結果、X線照射により誘発された消化管の腫瘍数について、統計学的な有意差はみられなかったが、LF処置により抑制傾向として認められた。また消化管腫瘍の増殖部位では抗β-カテニン抗体と抗PCNA抗体が陽性を示した。, 日本ラクトフェリン学会第6回学術集会}, title = {放射線誘発によるMinマウスの消化管腫瘍に対するラクトフェリンの有用性に関する検討}, year = {2014} }