@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071629, author = {遠藤, 浩信 and 関口, 兼司 and 大崎, 理史 and 徳岡, 秀紀 and 関谷, 博顕 and 野田, 佳克 and 本岡, 里英子 and 安井, 直子 and 上田, 健博 and 鷲田, 和夫 and 久我, 敦 and 佐竹, 渉 and 古和, 久朋 and 苅田, 典生 and 戸田, 達史 and Hironobu, Endo}, month = {May}, note = {【目的】筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic Lateral Sclerosis: ALS)患者の18F-deoxyglucose Positron Emission Tomography(FDG-PET)所見に関しては,進行速度や認知症の影響などもあり一定の見解がない.今回我々は一次運動皮質において,ALS患 者の症状出現から時期別にFDG-PET所見を検討した.【方法】当院へ通院歴のあるEl Escorial 改訂ALS診断基準possible以上(1例のみsuspected)でFDG-PETを施行した患者14人(男性10人/女性4人,平均年齢 60.5±10.5歳)を対象とした.①まず得られたデータをiSSPを用いて脳表画像として解剖学的標準化し,ボクセル単位でのStandard Uptake Value(SUV)を一次運動皮質のALS患者と健常例で比較した.Z-Score(正常平均値からの乖離度合)の閾値が1.5以上と以下になった部分 の占有率を,それぞれ発症から10か月未満と以上に分け,変化を検討した.②次に上位運動ニューロン徴候を認めた患者の,それぞれ上肢,下肢が対応する一 次運動皮質にVolume of Interest (VOI)をとり,同部位のSUVを測定した.小脳の比を用いてSUV比を計算し,症状出現からの期間とSUV比の関係を上肢,下肢ごとに比較した.【結 果】①症状発症部位に対応する一次運動皮質において発症後10か月までは,SUVが有意に上昇を示したボクセルの占有率が高く,10か月以降では低い部分 が多かった(マンホイットニーのU検定:それぞれp=0.003,p=0.02).②上位運動ニューロン徴候を認めた患者において,下肢での症状出現から の期間と対応する一次運動皮質のSUV比は負の相関が認められた(スピアマンの順位相関係数の検定:上肢P=0.49,下肢P=0.05).【結論】下肢 発症で症状を認めた一次運動皮質ではSUV比が最終的に低下する傾向があったが,上肢においては明らかな傾向は見いだせなかった.ALS患者の運動皮質に おけるSUVは進行病期に応じて所見が変化し,一次運動皮質全体では早期において上昇する部位が多くなる可能性があった., 第55回日本神経学会学術大会}, title = {筋萎縮性側索硬化症の一次運動皮質におけるFDG-PETを用いた脳代謝変動の検討.}, year = {2014} }