@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071597, author = {中西, 郁夫 and 今井, 耕平 and 大久保, 敬 and 福住, 俊一 and 福原, 潔 and 小澤, 俊彦 and 松本, 謙一郎 and 中西 郁夫 and 今井 耕平 and 大久保 敬 and 小澤 俊彦 and 松本 謙一郎}, month = {Mar}, note = {【目的】2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルは比較的安定で、活性酸素種のモデルとして抗酸化物質の活性評価に頻用されている。しかし、DPPHラジカルは水に溶けないため、水溶液中で用いるにはエタノールなどの共溶媒が必要となり、pHを制御する場合には緩衝溶液の濃度を高くすることができない。そこで本研究では、医薬品などの水溶化に用いられているβ-シクロデキストリン(β-CD)によりDPPHラジカルの水溶化を試み、水溶性抗酸化物質の活性評価に利用できるかどうかについて検討した。 【実験・結果および考察】DPPHラジカルとβ-CDの固体混合物に沸騰水を加えて攪拌し、室温まで冷却後、孔径0.22 μmのメンブレンフィルターでろ過した。得られた紫色の水溶液は、DPPHラジカルに特徴的な527 nmに吸収を持つことから、DPPHラジカルがβ-CDに包接されることによって水溶化されたことが分かった。リン酸緩衝溶液(0.1 M, pH 7.4)中、β-CD包接DPPHラジカルに水溶性抗酸化物質であるアスコルビン酸塩を加えると、527 nmの吸収が減少し、DPPHラジカルが効率良く消去された。以上の結果から、β-CD包接DPPHラジカルは水溶液中における水溶性抗酸化物質の活性評価に利用できることが明らかとなった。, 日本薬学会第135年会}, title = {β-シクロデキストリンによる2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルの水溶化}, year = {2015} }