@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071596, author = {和氣, 司 and 大久保, 敬 and 福住, 俊一 and 小澤, 俊彦 and 松本, 謙一郎 and 鎌田, 正 and 中西, 郁夫 and 和氣 司 and 大久保 敬 and 小澤 俊彦 and 松本 謙一郎 and 鎌田 正 and 中西 郁夫}, month = {Mar}, note = {【目的】フラボノイド類は活性酸素種やラジカルを効率良く消去することが知られており、その反応機構は電子移動または水素原子移動を律速段階としている。しかし、反応機構を決定する反応環境因子については不明な点が多く残されている。一方、ルイス酸は電子移動反応を促進することが明らかとなっている。そこで本研究では、フラボノイド類のラジカル消去活性に対するルイス酸の影響から、ラジカル消去機構における電子移動反応の関与について検討した。 【方法】フラボノイド類のラジカル消去活性は、ストップトフロー法により速度論的に評価した。嫌気性条件下、エタノール/水(9:1 v/v)混合溶媒中、25℃で、過剰量のフラボノイド類と2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカルを反応させ、吸光度の経時変化から擬一次速度定数(k(obs))を算出した後、二次反応速度定数(k)を決定した。 【結果および考察】フラボノイド類の一種であるケンフェロールのDPPHラジカル消去のk値は、ルイス酸非存在下で 1.0 × 10(3) M(-1) s(-1)であった。この反応系にルイス酸として0.1 M Mg(ClO(4))(2)を加えるとk値は1.7 × 10(2) M(-1) s(-1) と減少し、0.1 M Al(ClO(4))(3)存在下では4.4 M(-1) s(-1)とさらに大きく減少した。以上のように、ケンフェロールによるDPPHラジカル消去反応ではルイス酸存在下において加速が見られなかったことから、その律速段階は水素原子移動反応であることが示唆された。本研究では他のフラボノイド類についても同様に検討したので、併せて報告する。, 日本薬学会第135年会}, title = {ストップトフロー法を用いたルイス酸存在下におけるフラボノイド類のラジカル消去活性評価}, year = {2015} }