@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071563, author = {篠遠, 仁 and 島田, 斉 and 平野, 成樹 and 古川, 彰吾 and 高野, 晴成 and 山田, 真希子 and 伊藤, 浩 and 須原, 哲也 and 樋口, 真人 and Shinoto, Hitoshi and Shimada, Hitoshi and Hirano, Shigeki and Furukawa, Shogo and Takano, Harumasa and Yamada, Makiko and Ito, Hiroshi and Suhara, Tetsuya and Higuchi, Makoto}, month = {May}, note = {【目的】健常高齢者における脳内タウ蛋白の蓄積について検討する。【対象】健常中年被験者7例(40±4歳、男性3例、女性4例)と健常高齢者15例(67±7歳、男性8例、女性7例)である。【方法】タウ蛋白イメージング剤である[11C]PBB3を約12 mCi投与し、Siemens ECAT EXACT HR+ scannerにて70分間で25フレーム撮像した。[11C]PBB3静注30分から50分後の加算イメージにおいて標的組織と小脳皮質の比(SUVR)を求めて、タウ蛋白結合の指標とした。Automated anatomic atlas(AAL)の脳内関心領域(VOI)を設定し、中年群と高齢者群で比較し、また年齢と各領域のSUVRとの相関係数を求めた。SPMでSUVRイメージの各ボクセル単位で被験者の年齢を変量として回帰分析を行った。同日にアミロイドイメージング剤である[11C]PIBを約10mCi静脈投与し、50分から70分後のSUVRを求めて脳内アミロイドβ蛋白蓄積の指標とした。【結果】タウPETのVOI解析では前頭、側頭、頭頂、後頭皮質、扁桃核、海馬-海馬傍回において、中年群と高齢者群との間で有意な差は認めず、年齢と相関する領域もなかった。SPM回帰分析(p <0.01, extent threshold >50 voxels)では右側頭葉内側(扁桃核、海馬傍回および鈎の一部)に加齢とともに[11C]PBB3結合が増加する領域を認めた。同領域に関心領域を設けて個々の症例をみると、健常高齢者のうち5例でSUVRが高かった(SUVRが1以上)。左側頭葉内側の同領域では有意の相関はなかった。[11C]PIB PETでは大脳皮質にアミロイドβ蛋白への高い結合を認める症例はなかった。【考察および結論】Braakらは20歳代からtransentorhinal cortexを中心とした海馬傍回に神経原線維変化がみられる症例の割合が増えることを示している。[11C]PBB3 PETでは大脳皮質の大部分では加齢の影響はみられない。しかし、高齢者では側頭葉内側の一部に集積が増加する症例があり、これは神経原線維変化の発現を反映している可能性があると考えられた。, 第55回日本神経学会学術大会}, title = {健常高齢者における脳内タウ蛋白の蓄積について}, year = {2014} }