@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071525, author = {鈴木享子 and 武田志乃 and 小久保年章 and 早尾辰雄 and 寺田靖子 and 鶴岡千鶴 and 臺野和広 and 柿沼志津子 and 島田義也 and 鈴木 享子 and 武田 志乃 and 小久保 年章 and 早尾 辰雄 and 鶴岡 千鶴 and 臺野 和広 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {[はじめに] ウランは、地殻成分として自然界にも広く分布し、また原子力発電の燃料としても使用されているため、その内部被ばくに対する不安や関心が高まっている。ウランは腎臓が標的臓器であり、尿細管の障害が特徴的とされている。我々は昨年、尿細管障害回復期においてもウランが尿細管に高濃度で局在することを報告した。ウランはα線核種であることから、残存したウランによる長期影響が懸念される。そこで本研究では、ウランの腎臓内残存性、腎臓の病理組織学的変化、腎尿細管の増殖性病変部位の分子解析からウランの腎臓への長期影響を検討することとした。 \n[実験] がん抑制遺伝子Tsc2に変異を有す腎がんモデルラットであるEker雄性ラットとWistar雌性ラットとの交配で得られた雄性F1ラット(10週齢)に酢酸ウラン(天然型)を背部皮下に1回投与(0.5 mg/kg)し、生後1年齢まで飼育・観察した。また、経時的に解剖し腎臓を摘出し、ウランの腎臓内分布及びウラン濃集部位の局所定量を高エネルギー領域シンクロトロン放射光蛍光X線分析により行った。PAS染色組織標本を用いて、再生尿細管および尿細管の増殖性病変を計数した。 \n[結果] 急性尿細管障害回復後、下流部位近位尿細管上部を中心に皮質中央部から髄質外辺部にかけて再生尿細管が観察された。これらの領域ではその後、Tsc2遺伝子ヘテロ型では尿細管の増殖性病変が観察された。腎臓のウラン濃度はウラン投与3日後と比較して2%程度まで低下していたが、組織病変が観察される領域にはウランが残存しており、ウラン平均腎臓濃度の400倍以上のウラン濃集部位も認められた。腎尿細管腫瘍におけるLOH解析の結果についても併せて報告する。, 第57回大会 日本放射線影響学会}, title = {ウラン投与による腎尿細管の長期影響解析}, year = {2014} }