@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071523, author = {山田, 裕 and 森岡, 孝満 and 高田, 真志 and 須田, 充 and 萩原, 拓也 and 西村, まゆみ and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 山田 裕 and 森岡 孝満 and 高田 真志 and 須田 充 and 萩原 拓也 and 西村 まゆみ and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {高LET放射線である中性子線は、X線などの低LET放射線に比べて生物影響が強いことが知られている。中性子線による被ばくについては、JCO臨界事故、原子炉、航空機に加え、医学利用のサイクロトロンなどによる被ばくも重要である。近年、こどもに対する医療放射線の被ばくが増えてきたことなどから、こどもの放射線影響について高い関心が払われている。原爆被ばく者の疫学データから、肺は他の臓器に比べて放射線による発がんリスクが高く、被ばく時年齢にあまり依存しないと報告されている。しかし、高LET放射線である中性子線による肺腫瘍誘発における被ばく時年齢依存性については不明である。  今回、実験動物を用いて、胸部中性子線照射による肺腫瘍誘発の照射時年齢依存性と生物学的効果比について調べたので報告する。5週齢(若齢期)及び15週齢(成体期)のWM雌ラットの胸部に中性子線(0.25〜1Gy)を1回照射し、生涯飼育した。非照射群では主に乳腺腫瘍、子宮腫瘍、卵巣腫瘍、脳下垂体腫瘍が生じ、照射群ではさらに、肺腫瘍(腺腫、腺癌および扁平上皮癌)、胸部乳腺腫瘍等が線量依存性に増加し、これらの腫瘍により平均生存期間は短縮した。肺癌(腺癌および扁平上皮癌)リスクをハザード比として求めて両週齢群で比較したところ、ほぼ同程度であった。また、中性子線による肺癌リスクの生物学的効果比は、X線によるデータを基準としたとき両週齢群で共におよそ10であった。以上の結果は、ラットにおいて、中性子線による肺癌誘発効果は低LET放射線より約10倍高く、照射時年齢には依存しないことを示している。, 日本放射線影響学会第57回大会}, title = {中性子線胸部照射ラットにおける肺腫瘍誘発の照射時年齢依存性と生物学的効果比について}, year = {2014} }