@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071509, author = {古川, 章 and 古川 章}, month = {Oct}, note = {分裂中期細胞検出装置(メタフェーズファインダ)はスライドグラス上にある血球の中から染色体が観察できる分裂中期細胞を自動的に探す装置で、生物学的線量推定には欠かせない道具となっている。この装置顕微鏡、自動焦点装置、自動XYステージ、カメラおよびコンピュータからなり、スライドグラス上の顕微鏡映像を解析し、分裂宇宙機細胞の位置を表示する。分裂中期細胞検出装置は福島第1原子力発電所の作業員にどれだけの線量を受けたかを調べるために使われた。我々は、種々のメーカーによって商品化されているこれらの部品を組み合わせて、(特注部品と比べて)低価格な分裂中期細胞検出装置を既に作ったが、複数の製造者の製品の組合せであったため、販売者と使用者に高度な知識と熟練が求められた。そこで我々は、単一のメーカーからのカタログ製品(ニコン、Eclipse Ni-E)を使い、またソフトウェアを開発する会社と共同して、新しい装置を作るプロジェクトを行ったが、このたび終了したので報告する。この装置は顕微鏡に最適な特注のソフトウェアを載せるもので、次の目標を揚げた。 1)分裂中期細胞の染色体のみならず、PCCにも対応する。 2)速度:スライドグラス1枚あたり20分以下。 3)後検出率:5%以下。 4)小ささ:顕微鏡、電源、小型コンピュータ、ディスプレイ1枚に収めること。 5)価格:800万円以下で売れるようにすること。 これらは、4倍の対物レンズと新しいアルゴリズムにより実現した。スライドグラス1枚に対し1.333視野撮影時、13分15秒、すなわち1視野0.6秒での取得に成功、目標の5分以上の短縮に成功した。この開発は独立行政法人科学技術振興機構の研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)による成果である。, 日本放射線影響学会第57回大会}, title = {新しい低価格分裂細胞自動検出装置の開発}, year = {2014} }