@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071507, author = {渡辺, 嘉人 and 府馬, 正一 and 丸山, 耕一 and 久保田, 善久 and 吉田, 聡 and al., et and 渡辺 嘉人 and 府馬 正一 and 丸山 耕一 and 久保田 善久 and 吉田 聡}, month = {Oct}, note = {福島第一原子力発電所の事故により放射性核種で汚染された森林における樹木の影響を調べることを目的として、環境省の放射線影響調査事業の一環として帰還困難区域内の樹木試料の採取、空間線量の測定を行ってきた。樹木の受ける放射線被ばく線量を見積もることで植物体に生じうる放射線生物影響を推定するとともに、実際に生物影響を検出するための指標の検討を行った結果を報告する。最も汚染度の高い森林において事故初年度のスギ種子の吸収線量率は約80 µGy/hと推定され、そのうち内部被ばくは約20%と見積もられた。事故後3年の間に吸収線量率は半分程度にまで減少したが、高汚染地域のスギ種子の吸収線量率は依然としてICRPによるマツの誘導考慮参考レベル4-40 µGy/hを上回り、樹木の生殖への影響・細胞遺伝学的な変化が生じる可能性が示された。樹木では種子の形成・成熟期間が長期にわたるために、種子胚の分裂組織の細胞には被ばくによる細胞遺伝学的変化が蓄積される可能性があり、詳細な調査・モニタリングの重要性が示唆された。そこで新たに開発した野生植物の小核試験法(昨年の本大会で発表)をスギ種子胚の分裂組織に対して適用したところ、高汚染地域で採取した試料であっても小核発生頻度は極めて低いことが確認された。樹木の被ばく線量による小核発生頻度の差異を検討するため、現在は慎重に小核試験データの蓄積を進めているところである。, 日本放射線影響学会第57回大会出席に出席し、ポスター発表を行う。}, title = {東電福島第1原発周辺地域の森林樹木における放射能汚染の影響}, year = {2014} }