@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071429, author = {稲玉, 直子 and 平野, 祥之 and 錦戸, 文彦 and 村山, 秀雄 and 新田, 宗孝 and 山谷, 泰賀 and 稲玉 直子 and 平野 祥之 and 錦戸 文彦 and 村山 秀雄 and 新田 宗孝 and 山谷 泰賀}, month = {Mar}, note = {我々は、検出器内の放射線の検出位置が深さ方向(Depth of interaction: DOI)を含めた3次元すべての方向に対し高分解能で検出できるPET検出器として、クリスタルキューブ(X’tal cube)の開発を行ってきた、図1に構造を示す。シンチレータ結晶部は、反射材は挿入されておらず光学的不連続面のみで3次元にセグメント化されている。我々は、セグメント化をレーザー加工で行うことにより、3方向ともに1 mmの位置分解能が得られることを確認した。そして次に、量産により適した構造として板状シンチレータの使用を提案し、試作器を用いて2 mmの位置分解能が得られたことを前回の発表で報告した。板状シンチレータの使用は、シンチレータの深い部分での加工が困難というレーザー加工の短所を補い、結晶部に亀裂が入った場合も部分的な交換で済むという利点をもつ。本研究では、さらなる高分解能化の試みとして1 mm角の立方体にセグメント化された板状シンチレータでX’tal cubeを試作し性能の評価を行った。レーザーにより18×18に分割された18 mm×18 mm、厚さ1 mm(1セグメントが1 mm角の立方体)のLYSOシンチレータ18枚を重ねて(間は空気)結晶部を構成し、結晶部各表面に半導体受光素子であるmulti-pixel photon counter(MPPC) 4×4配列を結合した。結合にはRTVゴム(KE420、信越シリコン社製、屈折率 = 1.45、透明)を伸ばして作った約0.2 mm厚の光学シートを用いた。ゴムなのでシンチレータが滑らず固定され、接着するわけではないので薄い板状シンチレータに大きな負荷をかけずにMPPC配列をはがすことができる。実験で結晶と受光素子を何度も付けはずしする際に非常に有用な光学シートであると言える。22Naからのγ線(511 keV)を試作したX’tal cubeに一様照射し性能評価を行った結果、MPPC間に位置し反射材で覆われている表面のセグメント以外の応答はすべて弁別可能であった(図2)。この劣化はMPPCが密に配列された受光素子を用いることで改善されると考えられる。, 2014年 第61回応用物理学会春季学術講演会}, title = {DOI-PET検出器クリスタルキューブの開発: 板状シンチレータを用いた検出器での高分解能化と性能評価実験用光学シートの導入}, year = {2014} }