@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071419, author = {鶴岡, 千鶴 and 尚, 奕 and 坂入, しのぶ and 甘崎, 佳子 and 上西, 睦美 and 森岡, 孝満 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 鶴岡 千鶴 and 尚 奕 and 坂入 しのぶ and 甘崎 佳子 and 上西 睦美 and 森岡 孝満 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Feb}, note = {近年、子どもが放射線診断や治療の目的で頭部への被ばくをする機会が増えてきている。放射線治療においては、X線以外の放射線による治療法も徐々に普及し、腫瘍周辺部正常組織への様々な種類の放射線(中性子線や重粒子線及び陽子線等)の被ばくによる影響が問題となっている。しかしながら、これら放射線による小児期における被ばく影響に関する基礎データは十分に蓄積されていない。そこで本研究では、放射線により髄芽腫を高頻度に誘発するPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウス[C3H/He×C57BL/6ptch+/-]F1を用い、中性子線による髄芽腫の誘発機構が被ばく時年齢の違いによりどのように異なるかを明らかにすることを目的とした。  髄芽腫の起源細胞は小脳の外顆粒層(EGL)に存在する顆粒前駆(granule cell progenitors : GCP)細胞である。EGLの顆粒細胞は妊娠後期より増殖を始め、生後21日目までに増殖・分化・内顆粒層(IGL)への移行を行う。そこで、顆粒細胞の増殖が盛んな生後1日目、分化・移行を開始する直前の生後4日目、分化・移行が行われている生後10日目に平均2 MeVの中性子線0.5 Gyの照射を行った。照射後飼育観察を行い、健康状態の悪化したマウスの解剖及び病理診断を行った。すべての被ばく時年齢及び非照射群で生後80日より髄芽腫が発生した。生後250日における髄芽腫発生率は、非照射は48%、中性子線1日齢照射群:100%、4日齢照射群:74.4%、10日齢照射群:23.1%であった。これらの結果より、髄芽腫の発生率は、顆粒細胞の増殖・分化・移行と小脳の発生段階順に減少していることが明らかとなった。さらには顆粒細胞の移行が開始している10日齢においては、自然誘発髄芽腫の発生率よりも有意に低くなっており、自然誘発髄芽腫の発生を抑制している可能性を示唆している。  また本研究に用いたPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスは、13番染色体のLOH解析を行うことにより、自然誘発型と放射線誘発型髄芽腫に区別することが可能である。そこで、本ワークショップにおいては、これらLOH解析を行うことによって、被ばく時年齢の違いが放射線誘発髄芽腫にどのような結果をもたらしているかについても報告する。, 平成25年度個体レベルでのがん研究支援活動ワークショップでのポスター発表}, title = {放射線感受性Ptch1遺伝子ヘテロ欠損マウスによる中性子線誘発髄芽腫の被ばく時年齢依存性}, year = {2014} }