@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071405, author = {大町, 康 and 今村, 朋美 and 池田, 瑞代 and 矢島, 真理子 and 宍倉, 恵理子 and 金, ウンジュ and 栗原, 治 and 酒井, 一夫 and 大町 康 and 今村 朋美 and 池田 瑞代 and 矢島 真理子 and 宍倉 恵理子 and 金 ウンジュ and 栗原 治 and 酒井 一夫}, month = {Jan}, note = {【目的】ウラン(以下、U)は体内摂取されると腎臓に沈着し急性腎障害を誘発する。Uの体内除染剤として、炭酸水素ナトリウムが推奨されているものの、ヒトの処方量である0.1g/kg程度の炭酸水素ナトリウムはラットでは除染効果を示さないことが報告されており、炭酸水素ナトリウムの除染効果は実験的に確かめられていない、あるいは除染効果は限定的であるとされている。一方、治療に際しては、尿pHを8以上に維持するように炭酸水素ナトリウムを投与することが付記されている。今回、尿アルカリ化を示す投与量の炭酸水素ナトリウムのU除染効果について、ラットを用いて実験病理学的に検討した。【材料と方法】雄性8週齢Crl:CD(SD)ラットに硝酸ウラニル1mg/kgを単回筋肉内投与し、U投与20分後に炭酸水素ナトリウム(0.1、0.3、1g/kg)を経口投与した。U投与翌日まで経日的に自然排泄尿のpHを測定し、投与24時間に解剖し、腎臓・骨、血漿中のウラン濃度を測定した。また同様にラットにUならびに炭酸水素ナトリウム(0.1、1g/kg)を投与し、U投与1、3、7日後に解剖し臨床病理学的・病理組織学的に解析した。【結果】1g/kgの炭酸水素ナトリウム投与が、有意な尿pH増加、尿中U排泄亢進、U腎沈着低減を、そして経日的解析結果から、腎障害を抑制することがわかった。0.1g/kgの炭酸水素ナトリウムではこのような作用は見られなかった。【考察】今回の我々の検討により、炭酸水素ナトリウムは尿アルカリ化を示す用量を投与することによりU内部被ばくに対し明確な除染効果を示すことがラットにおいて実証された。尿アルカリ化剤はU除染治療の一つのアプローチである可能性が考えられ、同種薬効の医薬品についてもウラン除染効果が期待される。, 第30回日本毒性病理学会総会及び学術集会}, title = {炭酸水素ナトリウムのウラン体内除染効果に関する実験病理学的検討}, year = {2014} }