@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071404, author = {和氣, 司 and 大久保, 敬 and 松本, 謙一郎 and 福住, 俊一 and 鎌田, 正 and 小澤, 俊彦 and 中西, 郁夫 and 和氣 司 and 大久保 敬 and 松本 謙一郎 and 鎌田 正 and 小澤 俊彦 and 中西 郁夫}, month = {Jan}, note = {最近、我々はフラボノイド類のフリーラジカル消去活性に対するレドックス不活性な金属イオンの影響を明らかにし、報告した(Waki T, et al. Chem. Commun. 2013; 49: 9842-9844)。本研究では、ビタミンE誘導体のフリーラジカル消去活性に対するこれらの金属イオンの影響について検討した。ビタミンE誘導体の1つである2,2,5,7,8-pentamethylchroman-6-ol (PMC)は、エタノール/水(9:1 v/v)混合溶媒中、25℃で、活性酸素種のモデルとして頻用されている2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl (DPPH)ラジカルを効率良く消去した。このDPPHラジカル消去活性を評価するためストップトフロー法により反応を追跡し、DPPHラジカルに由来する517 nmの吸光度の経時変化から二次反応速度定数(k)を決定した(k = 7.07 x 10(2) M(-1) s(-1))。この反応系にレドックス不活性金属であるSc(OTf)(3) (OTf = OSO(2)CF(3))を加え、PMCのフリーラジカル消去活性への影響を検討した。その結果、k値はSc(3+)濃度依存的に増大した(k = 1.03 x 10(3) M(-1) s(-1) ([Sc(3+)] = 0.01 M), 2.72 x 10(3) M(-1) s(-1) (0.1 M), 3.90 x 10(3) M(-1) s(-1) (0.2 M))。これに対して、水溶性ビタミンE誘導体であるTrolox (k = 5.33 x 10(2) M(-1) s(-1))の場合には、0.01 MのSc(3+)存在下でDPPHラジカル消去活性が顕著に減少した(k = 1.78 x 10(2) M(-1) s(-1))。以上の結果から、PMCとTroloxではDPPHラジカル消去機構が異なることが示唆された。, 第25回ビタミンE研究会}, title = {ビタミンE誘導体のフリーラジカル消去活性に対するレドックス不活性金属イオンの影響}, year = {2014} }