@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071395, author = {大西, 新 and 須原, 哲也 and 南本, 敬史 and Onishi, Arata and Suhara, Tetsuya and Minamimoto, Takafumi}, month = {Nov}, note = {[緒言]成人の甲状腺機能低下は、鬱病様の精神症候を引き起こすことが知られている。しかしながら、甲状腺機能低下によってどの様な脳機能障害が起こるのか詳しく解っていない。そこで、詳細な脳機能の解析に適しているマカクザルを用いて甲状腺機能低下症モデル動物を作成し、鬱病における精神症候の一つである意欲低下について評価をした。[方法] マカクザル(成獣、5歳齢前後) に甲状腺ホルモン合成阻害剤であるMethimazoleを投与し一週間ごとに血清中の甲状腺ホルモン(T4,T3)レベルを測定し、Minamimoto ら(J Neurophysiol. 2009, 101:437-47)の行動学的実験により意欲レベルを評価した。[結果] Methimazole (100mg/day, I.M)投与3週間で血清中のT4、T3レベルは、それぞれ正常時の44.7 ±19.9% (N=3) 、55.5±6.4% (N=3)に低下し、血清中の甲状腺ホルモンレベルの低下に伴って意欲レベルも低下した。[結語] 本研究によって、霊長類において甲状腺ホルモンレベルの低下に伴い意欲減退が起こることが客観的に示された。今後、詳細な行動解析を行うことにより、甲状腺機能低下症における脳機能障害の全貌が明らかになるのではないかと考えられる。, 第54回日本甲状腺学会学術集会}, title = {成熟期甲状腺機能低下症モデルマカクザルの作成と、その脳機能の評価}, year = {2011} }