@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071379, author = {西迫宗大 and 石田, 里穂 and 山内, 正剛 and 石田 里穂 and 山内 正剛}, month = {Nov}, note = {東日本大震災に起因する福島第一原発からの放射線漏れによる自然環境への影響に関心が高まっている。放射線や化学物質のような環境変異原による生物影響を調べる目的には、メダカを環境標準生物として用いる影響研究が行われてきた。しかしながら、環境の変化によりメダカはその生息数が激減しており、新たな環境標準生物の探索が求められている。そこでわれわれは、自然環境中より採取可能なコイ科5種・サンフィシュ科2種・カダヤシ科2種・ハゼ科2種・フグ科1種の5科12種の魚類について、研究室環境での飼育や細胞の初代培養の可能性を検討した。飼育は水草により酸素供給と水質浄化を行う個別の静水飼育とし、コイヘルペスウイルス等による感染症の拡散を防止する方法とした。初代細胞培養は、炭酸ガス培養装置を用いる哺乳類細胞と同様の培養条件とし、培地の種類や培養温度等について検討を行った。その結果、飼育に特段の問題のある魚種はなかったが、初代細胞培養に成功した魚種はすべてコイ科魚類(ギンブナ、コイ、タイリクバラタナゴ)だけであった。一方、他の魚種では、細胞の遊走と初期の増殖は見られるものの、数日間で死滅し、継代には至らなかった。コイ科魚類は世界的に分布が認められるため、環境標準生物としての有用性が期待される。, 日本環境変異原学会 第42回大会}, title = {淡水魚に焦点をあてた新たな環境標準生物の探索}, year = {2013} }