@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071316, author = {谷, 修祐 and 柿沼, 志津子 and 尚, 奕 and 甘崎, 佳子 and 坂入, しのぶ and 島田, 義也 and 谷 修祐 and 柿沼 志津子 and 尚 奕 and 甘崎 佳子 and 坂入 しのぶ and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {放射線におけるヒトへの影響でもっとも重要なものは発がんである。一般に放射線被ばくが発がんに与える影響は一生を通じて同じものではなく、幼児・小児期の被ばくは成人期に比べて発がんリスクが大きいと報告されている。一方、放射線防護の観点から放射線が引き起こす発がんのリスクを定量的に評価する必要があり、様々な統計学的数理発がんモデルが提唱されてきた。ArmitageとDollは年齢とがんの年齢調整発生率の両対数グラフが直線で近似(y=atk)されることから、その直線の傾きkががん化に必要な変異数であるというArmitage-Dollモデルを提唱した。しかし、リスク推定に用いられるモデルは成長が安定した成人期を元にしたものがほとんどであり、成長過程にある幼児・小児期での推定にそのまま用いるには問題がある。本研究では放射線被ばく時期を考慮した放射線リスク推定を行うため、胎生17日、1週齢、3週齢、7週齢、15週齢のB6C3F1オスマウスにガンマ線2 Gyを照射し、SPF環境下で終生飼育を行い、生存日数を取得した。得られた生存日数データから200日区間ごとの年齢調整死亡率を計算し、生存日数および、年齢調整死亡率の両対数グラフを描いた。そのグラフのプロットにArmitage-Dollモデルを適応し、その直線の傾きから段階数kの値を求めた。その結果、非照射群がk=4.61であるのに対し、幼児・小児期である1週齢、3週齢のkの値はそれぞれk=3.43, k=2.63と減少し、放射線が死亡への段階を早めたことが示された。しかし、成人期に入る7週齢ではk=5.33となり、被ばくによる死亡への影響を見ることができなかった。今後は病理解析を行い、死因をがんと非がんに分け、被ばく時年齢の影響を解析する予定である。, 放射線影響学会第56回大会}, title = {放射線によるマウスの寿命短縮の被ばく時年齢依存から考える発がん数理モデルの検討}, year = {2013} }