@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071305, author = {田中, 薫 and 王, 冰 and 二宮, 康晴 and 丸山, 耕一 and Guillaume, Vares and 藤田, 和子 and 笠井, 清美 and 根井, 充 and 田中 薫 and 王 冰 and 二宮 康晴 and 丸山 耕一 and Guillaume Vares and 藤田 和子 and 笠井 清美 and 根井 充}, month = {Oct}, note = {放射線誘発適応応答(AR)とは、あらかじめ低線量の放射線を照射しておくと、その後の高線量での照射に対して、抵抗性を誘導するという現象である。ARの研究は、リスク推定に対し重要な科学的根拠を供給し、生物学的防御機構に重要な洞察を提供する。そして、実際に応用可能な新しい放射線療法をもたらす。一連の研究の中で、我々は、胎児と成体マウスにおいて、低LET放射線である X線と、高LET放射線である重粒子線の両方において、ARが誘導されるかどうかを調べてきた。その結果については、既に過去5回の放射線影響学会において報告している。我々は昨年、X線 + 重粒子線あるいは重粒子線 + X線を照射した場合の成体マウスでのARの誘導について紹介した。そして今回我々は、成体マウスにおいて、低線量前照射と高線量本照射の両方を重粒子線で行なった場合のARの誘導について紹介する。重粒子線は、HIMACによって発生させたmono beamの炭素イオン線、ネオンイオン線、シリコンイオン線、鉄イオン線の4種類で、LET値はそれぞれ約15、30、55、200keV/マイクロメートルのものを使った。前照射の線量は0.01から0.45Gyの範囲で、6週齢のマウスに、本照射は8週齢のマウスに与えられた。本照射の線量はおよそ5Gyで、その線量は粒子線の種類によった。ARが誘導されたかどうかは、本照射を行なった30日後の生残率により判定した。その結果、低線量の炭素イオン線での前照射は、高線量の炭素イオン線あるいはネオンイオン線の本照射に対して、ARを誘導するが、シリコンイオン線あるいは鉄イオン線で本照射した場合には誘導されなかった。一方、前照射を他の粒子線で行なった場合には、ARは認められなかった。これらのことは、一定の条件のもとで、高LET放射線である重粒子線での低線量前照射が、重粒子線での高線量本照射に対してARを誘導すること、そして、前照射と本照射の両方に重粒子線を用いることによって誘導されたAR答は、照射を行なうもののLET値と粒子の種類のうちのどちらか一方あるいは両方に依存していることが示された。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {胎児・成体マウスにおける放射線誘発適応応答は重粒子線にも当て嵌まるか?VI.成体マウスを用いた実験結果のまとめ(PARTII)}, year = {2013} }