@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071267, author = {鶴岡, 千鶴 and 尚, 奕 and 坂入, しのぶ and 甘崎, 佳子 and 上西, 睦美 and 品川, まゆみ and 島田, 義也 and 柿沼, 志津子 and 鶴岡 千鶴 and 尚 奕 and 坂入 しのぶ and 甘崎 佳子 and 上西 睦美 and 品川 まゆみ and 島田 義也 and 柿沼 志津子}, month = {Sep}, note = {有人飛行や宇宙ステーションなどの宇宙環境での長期滞在が可能となり、宇宙放射線の影響、特に生物効果が高い中性子線や高LET放射線による発がん影響が心配されるが、その基礎情報はまだ十分ではない。これまでの研究で、放射線発がんには被ばく時年齢依存性や発がん臓器依存性があることが明らかになってきた。そこで本研究では、放射線感受性であるPtch1ヘテロ欠損マウスを用いて、中性子線とγ線による発がんメカニズムの違いを明らかにすることを目的とした。このPtch1ヘテロ欠損マウスは、被ばく時年齢(生後1から10日齢)による脳腫瘍(髄芽腫)の発生頻度が顕著に変動すること、発生した髄芽腫においてLoss of Heterozygosity (LOH)の分布パターンより放射線誘発髄芽腫と自然誘発髄芽腫に区別できることが明らかになっている。また、本マウスはISS搭載予定の凍結胚の一系統としても準備中である。本年は、中性子線及びγ線により誘発された髄芽腫の発生頻度と生存日数について報告を行う。  [C3/He×C57BL/6ptch+/-]F1 マウスに、1、4、10日齢でγセル(137Cs)または4 MeV中性子線(NASBEE)0.5Gyを全身照射し、非照射をあわせて7群設定した。照射後飼育観察を行い、健康状態が悪化したマウスの解剖及び病理診断を行った。髄芽腫はすべての実験群で生後80日より発生した。生後250日における髄芽腫発生率及び平均生存日数は、非照射は48%(168日)、ガンマ線照射群は1日齢:57.1%(140日)、4日齢:43.1%(157日)、10日齢:24.4%(151日)であった。一方、中性子線照射群は1日齢:100%(97日)、4日齢:74.4%(157日)、10日齢:23.1%(143日)であった。これらの結果より、中性子線及びγ線による発がん頻度の違いは、発がん感受性が高い時期(生後1日齢)ほど顕著に現れることが明らかとなった。また今後、これら髄芽腫のLOH解析をはじめとする分子解析を行い、中性子線とγ線の発がんメカニズムの違いを明らかにする予定である。, 日本宇宙生物科学会 第27回大会}, title = {中性子線誘発髄芽腫における被ばく時年齢依存性}, year = {2013} }