@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071215, author = {今村, 朋美 and 池田, 瑞代 and 金, ウンジュ and 伊藤, 強 and 宍倉, 恵理子 and 伴場, 鈴恵 and 栗原, 治 and 田嶋, 克史 and 大町, 康 and 酒井, 一夫 and 今村 朋美 and 池田 瑞代 and 金 ウンジュ and 伊藤 強 and 宍倉 恵理子 and 栗原 治 and 田嶋 克史 and 大町 康 and 酒井 一夫}, month = {Jun}, note = {ウランはアクチニド元素の一種であり、体内に入ると腎毒性を誘発する。ウラン体内汚染事故を想定した除染剤として重炭酸ナトリウムが広く知られているが、その効果は十分でないといわれており、より効果の高い除染剤の開発が望まれている。エチドロネートは第一世代ビスフォスフォネート誘導体で人の骨代謝疾患治療薬として臨床で広く使用されている薬剤であるが、実験的にウランのキレート作用が報告されている。我々はこれまでに、ウラン総称汚染モデルマウスを用いてエチドロネートのウラン除染作用を再現するとともに、新規化合物のスクリーニングモデルを構築した。今回は第三世代ビスフォスフォネート誘導体であるパミドロネートとゾレドロネートのウラン除染効果を、エチドロネートを要請対象にしてウラン総称汚染モデルマウスを用いて検証したので、その成績について報告する。8週齢雄性ICRマウスに硝酸ウラン0.6mg/kgを筋肉内投与し、その30分後、1日後、2日後にエチドロネート(10mg/kg)、パミドロネート(5,15mg/kg)、ゾレドロネート(1.3,4mg/kg)をそれぞれ腹腔内投与した。ウラン投与1日後と3日後の24時間尿について尿生化学検査を行い、ウラン投与3日後に解剖し、血液生化学検査、腎臓の病理学検査を行った。24時間尿と腎臓については、硝酸分解したのちICP-MSを用いてウラン含量を測定した。実験ではいずれの群もn=6の動物を用いた。パミドロネート投与群とゾレドロネート投与群の両者で、ウラン投与3日後における尿中タンパクと尿中グルコースがコントロール群に比べて有意に減少し、腎障害の改善が見られた。同様に、腎臓の病理学検査においても、薬剤投与群で腎障害の改善が見られた。さらに、ウラン投与3日後の腎臓のウラン含量も薬剤投与群では有意に減少した。腎臓のウラン含量の減少は、パミドロネート(15mg/kg)で陽性対象のエチドロネートと同等であり、パミドロネート(5mg/kg)とゾレドロネート(1.3,4mg/kg)ではエチドロネートよりやや効果が低かった。今回の結果から、パミドロネートおよびゾレドロネートは、ウラン総称汚染モデルマウスにおいてウラン体内除染作用を持つことが示された。また両薬剤はすでに臨床でヒトに対して使用されている薬剤であり、新規化合物のように長期間の臨床試験を経ることなく使用できることから、ヒトのウラン体内除染治療薬としての応用が期待される。, 日本保健物理学会第46回研究発表会}, title = {ウラン創傷汚染モデルマウスを用いた第三世代ビスフォスフォネート誘導体の除染治療効果}, year = {2013} }