@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071209, author = {中尾, 政夫 and 中尾 政夫}, month = {Aug}, note = {放射線医学総合研究所のサイクロトロンNIRS-930(K=110)において、3次元電磁場分布のシミュレー ション結果を基としてビームの軌道計算を行うサイクロトロン用ビームダイナミクス解析コードSNOP[1]を用いてビームのシミュレーションを行っている。サイクロトロンを構成する各機器の電磁場(メインコイル、トリムコイル、ハーモニックコイルによる磁場、マグネティックチャンネル、グラディエントコ レクターの磁場、ヨーク内のグレーザレンズの磁場、Dee電極ギャップの電場、インフレクターの電場)をOPERA-3dを用いて計算し、それらの分布の もとで入射・加速・取り出しの軌道計算を行った。これまでに、陽子30MeVの条件において、RF位相、ビームパターン、ビーム透過効率が計算され、実際の運転をよく再現することが確認された。次の課題として、エネルギーを変えての計算を進めている。例えば、陽子をハーモニクス2で18MeVに加速する場合のシミュレーションにおいて、実際の運転時のトリムコイル電流あるいは理想的等時性磁場になるようなパラメータでは、シミュレーション上でQz=0.5の共鳴によってビームが上下方向に発散してしまう問題が発生した。共鳴によってビームが失われることを防ぐために、共鳴を避けるか、あるいは素早く通過するような磁場の条件を探した。その進捗状況について報告する。 [1] V.L. Smirnov, S.B. Vorozhtsov, Proc. of RUPAC2012 TUPPB008 325 (2012), 第10回 加速器学会年会}, title = {NIRS-930におけるビームのシュミレーション}, year = {2013} }