@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071208, author = {杉浦, 彰則 and 杉浦 彰則}, month = {Aug}, note = {放射線医学総合研究所のNIRS-930サイクロトロン(K=110)には、9つの照射コースがある。その一つであるC-8コースの照射装置は、1977年に陽子線治療システムとして設計製作されたもので、現在は、電子素子の耐久試験や検出器の開発、細胞照射といった様々な目的に利用されている。この照射装置は、水平と垂直方向のワブラー電磁石と散乱体により構成されており、広い照射野のビームが利用されている。この広い照射野のビームの利用は、NIRS-930の主目的であるRI製造の次に多く、年間運転時間の約22%を占めている。C-8コースで主に利用されているビームは70 MeV陽子で、その照射野は8cmφでビームの均一度は±5%程度として供給を行っている。その時の散乱体はアルミ0.1 mmで、ワブラー電磁石の偏向角は7 mradで、ワブラー回転周波数は12Hzで照射野の形成を行っている。 そこで今回、さらに照射野を広げ、均一度を改善する検討を行った。照射野を広げ均一度を改善することにより、サンプルの照射位置による照射量の誤差も減らすことができ、一度に照射できるサンプルの数を増やし、照射実験を効率的に行うことができると考えられる。 目標照射野10cmφ、均一度±5%として照射装置の設計検討を行った。本報告では、現状と改良計画の検討結果について報告する。, 第10回 日本加速器学会年会}, title = {NIRS-930 サイクロトロンにおける照射野改善のための設計検討}, year = {2013} }