@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071191, author = {中西, 郁夫 and 稲見, 圭子 and 野村, 昌吾 and 大久保, 敬 and 小澤, 俊彦 and 福住, 俊一 and 望月, 正隆 and 松本, 謙一郎 and 中西 郁夫 and 松本 謙一郎}, month = {Jun}, note = {【目的】水溶性抗酸化物質であるビタミンC (アスコルビン酸)は、高濃度で静脈注射すると抗腫瘍効果を示すことが報告され(Chen, Q, et al. Proc Natl Acad Sci U S A 105; 11105-9: 2008)、再び注目を集めている。しかし、その活性酸素種・フリーラジカル消去機構には不明な点が多く残されている。本研究では、生体関連金属イオン存在下におけるアスコルビン酸のフリーラジカル消去反応について速度論的に検討した。 【方法】フリーラジカルには、活性酸素モデルとして知られるガルビノキシル(GO)ラジカルおよび2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl (DPPH)ラジカルを用いた。反応速度定数の決定には、ユニソクRSP-1000-02NMストップトフロー分光測定装置を用いた。 【結果】嫌気性条件下、メタノール中、25℃で、GOラジカルにアスコルビン酸を加えると、GOラジカルに由来する428 nmの吸収が減少し、GOラジカルはアスコルビン酸によって効率良く消去された。GOラジカルに対してアスコルビン酸が過剰の擬一次反応条件下で、428 nmの吸光度の経時変化から決定した擬一次反応速度定数(k(obs))は、アスコルビン酸の濃度の増加に伴って増大し、やがて一定値に達した。この反応系にマグネシウムイオン(Mg(2+))を加えると、k(obs)が顕著に低下した。GOラジカルの代わりにDPPHラジカルを用いた場合にも同様の結果が得られた。 【考察】k(obs)値のアスコルビン酸濃度依存性から、アスコルビン酸によるGOおよびDPPHラジカル消去反応は、アスコルビン酸とこれらのフリーラジカルとの錯体形成を経由して進行していることが明らかとなった。また、Mg(2+)はアスコルビン酸と錯形成することにより、フリーラジカル消去活性を低下させることが分かった。, 第13回日本抗加齢医学会総会}, title = {生体関連金属イオン存在下におけるアスコルビン酸のフリーラジカル消去反応}, year = {2013} }