@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071127, author = {國領, 大介 and 狩野, 光伸 and 西山, 伸宏 and 佐賀, 恒夫 and 青木, 伊知男 and その他 and 國領 大介 and 狩野 光伸 and 佐賀 恒夫 and 青木 伊知男}, month = {May}, note = {【背景・目的】近年、ナノ粒子を用いた腫瘍への標的化技術が注目され、これまでに非常に長い血中半減期を有するポリイオンコンプレックス型中空ナノ粒子PICsomeを開発し、蛍光画像において、腫瘍への高い集積性を報告した[Anraku Y, et al: Chem Comm, 2012, 等]。本研究では、MR陰性造影剤である超常磁性酸化鉄微粒子 (SuperParamagnetic Iron Oxide, SPIO) を、蛍光色素 (Cy5) でラベルしたPICsomeに内包した新規MR造影剤SPIO-Cy5-PICsomeを開発し、その横緩和能、ならびにin vivo MRイメージングによる腫瘍集積性を評価した。 【方法】SPIO-Cy5-PICsomeはEPR効果[Matsumura Y, et al: Cancer Res., 1986]による高分子の腫瘍集積性が向上する粒径100 nm程度になるように、構成する高分子を調製し、中空部にferucarbotran (Resovist®,富士フィルムRIファーマ) を封入した。緩和能および腫瘍集積性の評価には、動物用水平型7.0テスラMR装置 (Kobelco + JASTEC, Bruker-biospin) を使用した。陰性造影効果の強度を評価する横緩和能r2は、異なる濃度のSPIO-Cy5-PICsomeのT2値を用いて算出した。腫瘍集積性は、BALB/cヌードマウス (日本SLC) の左臀部にマウス由来大腸癌Colon26 (1.0 × 106 cells / 50 l)を移植した担がんマウスの尾静脈よりSPIO-Cy5-PICsome (0.45 mg / kg Fe) を投与し、投与前および投与1、3、6、および24時間後のT2強調画像 (TR / TE = 3000 / 30 ms)およびT2定量値を比較し、評価した。 【結果・考察】SPIO-Cy5-PICsomeのr2は663 ± 28 mM-1s-1であり、ferucarbotranの2.54倍という高い緩和能を示した。腫瘍集積性に関しては、投与3時間後以降、腫瘍内のMR信号が低下し始め、24時間後まで継続した。このことから、SPIO-Cy5-PICsomeは、蛍光画像の時と同様、長時間にわたり血中を循環することで、受動的な腫瘍集積を示すと考えられた。また直径3 mm以下の腫瘍においても、SPIO-Cy5-PICsome投与24時間後の腫瘍内MR信号が低下し、集積が観察されたことから、微小な腫瘍の検出への有用性が示唆された [Kokuryo, et al: J Control Release, in press]。, 第8回日本分子イメージング学会総会・学術集会}, title = {超常磁性酸化鉄微粒子を内包したポリイオンコンプレックス型中空粒子SPIO-PICsomeの開発と緩和能・腫瘍集積性評価}, year = {2013} }