@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071095, author = {唐澤, 久美子 and 安田, 茂雄 and 山田, 滋 and 鎌田, 正 and 唐澤 久美子 and 安田 茂雄 and 山田 滋 and 鎌田 正}, month = {Apr}, note = {【目的】乳癌術後照射施行例におけるその後の重複癌について長期の調査を行い,放射線誘発癌の可能性とその内容を検討した.【方法】当院にて1961年7月より2006年9月に乳癌術後照射を行い,診療情報・郵送調査・戸籍調査により,治療開始から5年以上の経過追跡が可能であった763例と,それ以前に重複癌で死亡した1例について調査した.治療時の年齢は17から80歳,中央値51歳で,術後照射部位はリンパ節領域 278例,リンパ節領域と胸壁 103例,胸壁 18例,温存乳房 359例,温存乳房とリンパ節領域 5例で,線量は45Gyから60Gy,中央値50Gyであった.【結果】1年1か月後に膵臓癌で死亡した1例以外の経過観察期間は5年から45年3か月,中央値8年9か月であった.重複癌は52例,55部位に認められ,重複癌症例における術後照射部位はリンパ節領域 21例,リンパ節領域と胸壁 1例,胸壁 5例,温存乳房 25例で,照射開始から発症までの期間は5か月から36年10か月,中央値9年10か月であった.重複癌の部位は,対側乳房 15,肺 6,子宮 6,卵巣 6,胃 6,結腸 4,直腸 3,甲状腺 3,膵臓 2,膀胱 1,舌 1であり,日本人女性のがん罹患率と比較して,卵巣癌,甲状腺癌,対側乳癌の順に多い傾向があった.【結論】明らかな因果関係が証明できた例はなかったが,放射線発癌の率が高い癌腫の増加が認められ,予後良好な乳癌では誘発癌を念頭に置いた長期の経過観察が必要と考えられた., 第72回日本医学放射線学会総会}, title = {医療被ばくに伴う誘発がんの検討ー乳癌術後照射について}, year = {2013} }