@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071080, author = {松本, 孔貴 and 山下, 慶 and 李, 惠子 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 山下 慶 and 李 惠子 and 古澤 佳也}, month = {Mar}, note = {近年、IMRTや粒子線治療の普及によりがんに対する放射線治療の局所制御は目覚ましい向上を見せているが、治療後の再発や遠隔転移により満足な生存率が得られないケースもあり、転移の制御を目指した治療法の探索が急務である。現在の放射線治療は、正常組織と腫瘍組織の応答性の違いを考慮した多分割照射が主流であり、1回線量はますます小さくなっているが、我々はこれまでに低線量X線で分割照射を行った場合、分割回数に依存してがん細胞の遊走能や浸潤能が亢進することを示してきた。一方で、炭素線では転移能の亢進が非常に小さく、またX線でも1回線量が大きいほど転移能亢進の程度が小さかったことから、分割照射の初期に強い生物効果を与える事で、その後の低線量照射による転移能の亢進を抑えられる可能性が示唆される。本研究では、通常の均等分割照射とは違い、分割の線量配分を変えた、あるいは高LETと低LET放射線を混合した(線質配分を変えた)照射が細胞致死及び転移能抑制に与える影響について調べた。  細胞はマウス骨肉腫由来LM8細胞を用い、24時間間隔の2分割照射を行った。同じ総線量(2, 5, 10Gy)で、線量配分のみを変えたX線2分割照射を行った結果、初回高線量照射群が初回低線量照射群に比べ、有意に細胞致死及び転移能抑制効果が強かった。次いで、初回照射をX線あるいは炭素線で照射した2群に分け、それぞれにX線で2回目の照射を行った。その結果、初回炭素線照射群は初回X線照射群に比べ、低線量域において有意に細胞生存率及び転移能を抑制した。  以上の結果から、分割照射の初期に高線量、高LET等の強い生物効果を与える事で、より効率的に局所制御あるいは転移抑制を導ける可能性が示唆された。, 平成25年度若手放射線生物学研究会勉強会ーリスクと効能からみたラドン温泉の健康科学ー}, title = {不均等分割照射が遊走能に与える影響}, year = {2013} }