@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071079, author = {浅田, 眞弘 and 隠岐, 潤子 and 鈴木, 理 and 中山, 文明 and 明石, 真言 and 今村, 亨 and 中山 文明 and 明石 真言 and 今村 亨}, month = {Mar}, note = {【目的】 近年、放射線障害の予防・治療薬の必要性が広く認識されている。 我々は繊維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor (FGF))群を利用した 放射線被ばく障害の予防・治療のための創薬可能性を検討している。これまで に、放射線化学療法が惹起する口腔内膜炎の治療剤であるFGF7に加え、FGF1、 FGF10に、放射線障害の予防効果を確認した。そして、FGF1がFGF7やFGF10に比 べてより有効であること、さらにFGF1様の特異性とより高い安定性を有する人 工分子FGF1/FGF2キメラ(FGFC)が、FGF1よりも優れた放射線障害防護効果を 示すことを見出した。本研究では、放射線による個体死に対するFGFCの効果を 明らかにすることを目的とした。 【方法・結果】 BALB/c マウス(約8週齢、オス、一群8匹)にFGFCを腹腔 内投与し、その24時間後にX線を照射した後、通常の飼育を行い、経時的に 生存率を調べた。その結果、6〜8 GyのX線照射では、個体死が有意に遅延す ることが観察された。一方、X線照射の2時間後にFGFCを投与し、同様に生存 率への影響を調べたところ、6 Gy照射群では、有意な生存率の向上が認められ た。 【考察】 これらの結果から、放射線障害としての個体死について、FGFCが有 効な防護剤になりうる事が示された。今後、投与の時期や経路などのプロトコ ルと防護活性との関連をさらに詳細に解析し、防護剤開発に向けた検討を進め る予定である。, 日本薬学会 第133年会}, title = {放射線障害としての個体死を抑制する防護剤の開発}, year = {2013} }