@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071072, author = {中山, 文明 and 梅田, 禎子 and 安田, 武嗣 and 浅田, 眞弘 and 今村, 亨 and 今井, 高志 and 中山 文明 and 梅田 禎子 and 安田 武嗣 and 今井 高志}, month = {Mar}, note = {FGF1の細胞内移行によるシグナル伝達経路は、それによる細胞増殖活性がFGFR発現に依存しており、生理的意義も不明である。一方、我々はFGF1のC末端部分に、FGF11サブファミリー(FGF11-14)由来の膜透過ペプチドドメイン(CPPC11-14)をそれぞれ挿入した4種の膜透過ペプチド融合FGF1(FGF1/CPPC11-14)を創成し、より高率に細胞内に移行できることを示した。そこで、融合蛋白質を用いてマウスでの放射線防護効果をFGF1と比較検討し、FGF1の細胞内移行の役割を調べた。FGFR1cを介する細胞増殖試験では、FGF1/CPPC12の活性は野生型FGF1に比べて1/10以下となった。しかしながら、ラット小腸細胞株IEC6細胞に対する放射線誘導性アポトーシス抑制効果は、融合蛋白質でもヘパリン存在下で有意に認めた。また、マウス小腸クリプトにおける放射線誘導性アポトーシス抑制効果も、ヘパリン非存在下で有意にFGF1より高かった。さらに、全身放射線照射24時間後に融合蛋白質を腹腔内投与すると、小腸クリプト生存率は融合蛋白質の方がFGF1よりも有意に高く、クリプト細胞のBrdU取り込み率やクリプトの長さなどクリプト細胞増殖能も示す指標も融合蛋白質の方が有意に増加していた。 以上の結果より、膜透過ペプチド融合FGF1は野生型FGF1に比べて、放射線小腸障害に対する防護効果が強いことが明らかになった。そして、FGF1の細胞内移行によるシグナル伝達は、生体で重要な生理機能を担っていることが示唆された。, 第12回日本再生医療学会総会}, title = {FGF1の細胞内移行促進による放射線障害小腸の再生効果について}, year = {2013} }