@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071054, author = {鶴岡, 千鶴 and 尚, 奕 and 上西, 睦美 and 森岡, 孝満 and 澤井, 知子 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 鶴岡 千鶴 and 尚 奕 and 上西 睦美 and 森岡 孝満 and 澤井 知子 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Feb}, note = {東京電力福島第一原子力発電所の事故後、γ線による低線量放射線の低線量率長期被ばくによる発がん影響が心配されている。特に放射線の影響を受けやすいと考えられている子供への影響に関しては様々な議論がなされているが、放射線による子供への発がん影響については特にデータが不足している。当研究プログラムでは、これまでに放射線感受性であるPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用い、生後1日齢のX線照射による線量依存的な髄芽腫発生率の上昇と潜伏期間の短縮について報告をした(Ishida et al., Carcinogenesis, 31: 1694-1701, 2010) 。さらに、発生した髄芽腫のPtch1遺伝子が存在する13番染色体のLOH (Loss of Heterozygosity)パターンより、自然誘発型と放射線誘発型とに分類できることを示した。この放射線誘発型の髄芽腫は野生型マウスでは有意な発がん増加を認めることのできない低線量放射線(50 mGy)においても観察できることが特徴である。そこで本研究ではこの低線量放射線によって発がんするPtch1遺伝子ヘテロ欠損マウスを用い、乳幼児期におけるγ線の急性被ばくと低線量率被ばくによる発がんの違いを明らかにすることを目的とする。  Ptch1遺伝子ヘテロ欠損マウスは、[C3H/He×C57BL/6ptch+/-]F1マウスを用いた。低線量率被ばくは生後1から4日齢の4日間に線量率0.1 mGy/minで、急性被ばくは生後1日齢または4日齢に線量率540 mGy/minで、共に総線量が500 mGyになるよう照射した。照射匹数は各照射群♂♀各約30匹を用いた。照射後がんの発生が認められるまで観察し、病理診断後髄芽腫の発生率を算出した。髄芽腫発生率は自然誘発では35%、急性被ばく1日齢照射で60%、4日齢照射で40%であったのに対し、低線量率被ばくでは50%であり、急性被ばくと低線量率被ばくとの間に有意な差は認められなかった。本ワークショップではさらに、発生した髄芽腫の13番染色体のLOH解析を行い、低線量率被ばくにより発生した髄芽腫が放射線誘発により有意に発生したがんなのか、または自然誘発により発生したがんであるのかについて報告する。, 平成24年度「個体レベルでのがん研究支援活動」個体レベルのがん研究による相乗効果}, title = {放射線感受性ptch1遺伝子ヘテロ欠損マウスにおける低線量率放射線被ばくによる発がん影響}, year = {2013} }