@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071038, author = {臺野, 和広 and 今岡, 達彦 and 森岡, 孝満 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 臺野 和広 and 今岡 達彦 and 森岡 孝満 and 西村 まゆみ and 島田 義也}, month = {Dec}, note = {BRIP1 (BRCA1 interacting protein C-terminal helicase 1)は、家族性乳癌の感受性遺伝子BRCA1と結合し、DNAの損傷修復や細胞周期チェックポイントに機能することが知られている。BRIP1は、その遺伝子異常の頻度と乳癌発症の相対リスクにより、乳がんの中程度頻度/中間有病リスク遺伝子に分類されるが、乳癌の発症における役割は明らかにされていない。本研究では、ヒト乳腺上皮細胞の三次元培養法による乳腺の腺管構造形成モデルを用い、BRIP1の機能喪失による乳腺の腺管構造形成への影響を明らかにすることを目的とした。RNA干渉法を用いて乳腺上皮細胞におけるBRIP1の発現を抑制したところ、細胞接着や腺管構造形成の異常、細胞増殖活性の上昇といった癌の初期病変に観察されるような変化を示すことが分かった。さらに、マイクロアレイを用いた遺伝子発現の網羅的解析を行った結果、BRIP1の発現抑制細胞では、近年、乳癌発症において重要な働きを持つことが報告されている転写因子SATB1を始め、乳腺の発生・分化や乳癌に関係する多数の遺伝子やシグナル伝達経路に異常が見られることが分かった。これらの結果から、DNA修復遺伝子BRIP1が乳腺の発生・分化調節にも機能していること、またその調節機構が破綻することにより乳腺細胞をがん化に導く可能性が示唆された。, 第35回日本分子生物学会年会}, title = {BRCA1と相互作用するヘリカーゼBRIP1の機能喪失は乳腺の腺管形成異常を引き起こす}, year = {2012} }