@misc{oai:repo.qst.go.jp:00071015, author = {正岡, 綾 and 岡安, 隆一 and その他 and 正岡 綾 and 岡安 隆一}, month = {Dec}, note = {HMGN1タンパク質はクロマチンを構成するヌクレオソームに特異的に結合する。そして、その構造を弛緩させることにより、転写因子やDNA修復酵素のDNAへの結合を促進する。しかし、これまでに同タンパク質の塩基除去修復経路への関与は明らかとされていなかった。本研究では、塩基除去修復およびクロマチンの構造構築に関わるPARP-1に注目し、HMGN1タンパク質との相互作用を検討した。細胞抽出物を用い、PARP-1活性化の指標となるポリADPリボースの合成を、免疫ブロッティングにより確認したところ、通常の代謝条件下において、HMGN1欠損細胞では野生型細胞と比較し、ポリADPリボースの合成能力が低下することが明らかになった。アルキル化処理または低エネルギーのレーザー照射によりDNAに塩基損傷を生じさせた場合も同様に、HMGN1欠損細胞のポリADPリボース合成能力の低下が認められた。ラベル化したNAD(PARP-1のポリADPリボースの基質)を用いて、細胞抽出物および精製したPARP-1のポリADPリボース合成能力を検討したところ、精製したHMGN1タンパク質により、PARP-1のポリADPリボースの合成能力が相補された。また、免疫沈降法によりHMGN1とPARP-1の相互作用が認められた。これらの結果により、HMGN1がPARP-1の活性化に寄与していることが示唆された。, 第35回日本分子生物学会年会}, title = {マウス胚繊維芽細胞におけるクロマチン関連蛋白HMGN1とPARP-1との相互作用}, year = {2012} }