@misc{oai:repo.qst.go.jp:00070988, author = {横岡, 由姫 and 横岡 由姫}, month = {Nov}, note = {【背景・目的】 X線撮影手技はテキスト等に記述されている知識だけでなく、撮影経験により支えられているため共有し継承することが困難である。そのため我々は、X線撮影技術の標準化や共有化を目的とし、X線撮影検査オントロジーの構築を試みてきた。これまでのオントロジー構築と階層タスク分析(HTA)や階層分析法(AHP)による分析の結果、撮影時に患者の病態や疾患・解剖に関する知識、他検査の進行状況などの情報を取得することは、撮影を円滑かつ安全に進めることに対して影響を与えていることが明らかになった。これらの情報をリアルタイムに取得するには、電子カルテなどの情報システムを活用する事が必要である。そこで本研究では、これまでに構築しているX線撮影検査オントロジーに電子カルテ機能の概念を加えるため、情報共有のための電子カルテ機能の体系化を目的とし、電子カルテ機能のロジック・ツリーを構築した。 【方法】 「病院におけるIT導入に関する評価系(2009,厚生労働省)」を参考文献とし、「医療情報システム及びその機能と導入目的」に挙げられた290項目から、「医療従事者の情報共有強化」を目的とした75項目を抽出した。次に、抽出した75項目の「システムの機能」を「目的を達成するために行う動作」ごとに分類した。最後に、「相互にダブリがなく、全体にモレがないこと(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)を意識して概念を構造化する手法であるロジック・ツリーを用いてX線撮影検査時に必要な電子カルテシステムの機能を可視化した。 【結果・考察】 「目的を達成するために行う動作」は、「記録する」・「表示する」などの9分類であった。また、各動作ごとに構築したロジック・ツリーの階層は、3階層から5階層であった。これらの結果より、機能そのものが持っている目的やその属性を明示化することが可能であった。今後は、本研究の結果を基にカルテ機能を概念化し、X線撮影検査オントロジーに加える予定である。, 第32回医療情報学連合大会(第13回医療情報学学術大会)}, title = {ロジック・ツリーを用いた情報共有のための電子カルテ機能の可視化}, year = {2012} }